差出人: 熊本産業保健推進センター [sanpo43@mvd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2010年7月1日木曜日 9:38
件名: ◆◇◆熊本産業保健推進センターメールマガジン第34号◆◇◆

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2010 / 7 / 1
≪熊本産業保健推進センターメールマガジン≫
第34号
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トピックス
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1.「じん肺法におけるじん肺健康診断等に関する検討会」報告書について
最新の医学的知見等を基に、じん肺健康診断のあり方についての報告書が
ま とめら れ、5月13日に発表されました。 
詳しくは、
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000006bik.html
をご覧ください。
2.独立行政法人労働安全衛生総合研究所から特別研究報告書【SSR=
Speci fic Research Report】
(No.39‐2009)が3月に発刊されました。その中から、過重労
働、石綿、労働衛生保護具に関する3つのテーマ研究を掲載することとし
ました。興味のある方はご覧下さい。
詳しくは、
http://www.jniosh.go.jp/

SRR-No39-1 過重労働による疲労蓄積の予防に関する研究
序論               SRR-No39-2-0
労働時間と健康との量反応関係   SRR−39−2−1 佐々木毅
労働時間・ソーシャルサポートとうつ症状 SRR-No39-2-2 堀匡
労働時間・仕事のコントロール度とうつ症状 SRR-No39-2-3 佐々木毅
長時間労働と健康 ? 労働時間の個人への適合度の視点 SRR-No39-2-4岩崎健二
勤務時間の裁量権と健康 SRR-No39-2-5 高橋正也
ストレス対処と心理学的健康 SRR-No39-2-6 大塚泰正
ゆとり勤務プログラム(労働時間短縮+睡眠時間の確保)の効果評価
SRR-No39-2-7  高橋正也
短時間睡眠の労働者における週末の睡眠延長効果 SRR-No39-2-8 久保智英

石綿の職業性曝露経路及びそのリスクに関する研究
SRR-No39-2 石綿の職業性曝露経路及びそのリスクに関する研究
序論                  SRR-No39-3-0
石綿曝露による健康障害と診断基準     SRR-No39-3-1   森永謙二
石綿曝露の医学的根拠      SRR-No39-3-2 森永謙二,篠原也寸志
我が国の中皮腫死亡状況 SRR-No39-3-3 森永謙二
職場における石綿曝露の形態 SRR-No39-3-4 森永謙二
石綿セメント高圧管について SRR-No39-3-5 篠原也寸志
石綿製品製造・加工工場一覧の作成について SRR-No39-3-6 篠原也寸志

労働衛生保護具着用時の作業負担と機能性・快適性に関する研究
SRR-No39-3 労働衛生保護具着用時の作業負担と機能性・快適性に関する研究
序論 SRR-No39-4-0
防護服(具):防火服の大きさ,材質,下着の違いによる顕熱抵抗測定
SRR-No39-4-1 上野哲
防護服(具):作業靴と作業靴下の保温性 SRR-No39-4-2 上野哲
防護服(具):クールベストの有効性の検討 SRR-No39-4-3 上野哲
防振手袋の振動軽減効果と生理影響を考慮した選択方法 SRR-No39-4-4前田節雄
金属製フレーム保護めがねからのニッケルの溶出 SRR-No39-4-5 奥野勉
保護めがねなどの個人用眼保護具に対する光拡散の試験方法
SRR-No39-4-6 奥野勉

3.第24回(平成22年度) 全国作業環境測定・評価推進運動について
全国作業環境測定・評価推進運動」は、作業環境測定の実施率の向上と普及
を目的に、日測協および13支部が主催者となって、昭和62年から「作業環境
測定・評価推進運動」を実施してきました。今年度も下記により取り組まれま
す。
【第24回実施要綱ほか】
準備期間:6月1日〜8月31日
実施期間:平成22年9月1日〜9月30日
http://www.jawe.or.jp/sagyou/camp/cam2010.htm  ご参照ください。

4.職場における熱中症による死亡災害の発生状況について(平成21年)
平成22年6月10日に厚生労働省より「平成21年の職場における熱中症に
よる 死亡災害の発生状況について」が発表されました。(厚生労働省安全衛生
部労働衛生課)概括しますと、平成21年の職場における熱中症による死亡者数は
8人(平成20年17人)となり、大幅に減少。業種別では、建設業(5人(平成
20年9人))、製造業(1人(平成20年5人))及びその他の業種(0人(平成
20年3人))において、大きく減少。作業開始からの日数別にみると、88%が7
日以内に発生し、発生月別にみると、全て7月又は8月に発生しています。
詳しくは
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000006xcz.html
をご覧ください。

5.平成22年度「安全衛生に係る優良事業場、団体又は功労者に対する厚生労働大
臣表彰の受賞者について」が発表されました。(厚生労働省安全衛生部安全課、労
働衛生課)熊本県関係者の受賞は無いようです。
詳しくは、
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000007asu.html
をご覧ください。

6.様式「じん肺健康診断の判定基準等が見直され、健康診断結果等の様式」が変わ
りました。(厚生労働省:ホームページのトップ「新着情報」に掲載中。
じん肺健康診断結果証明書 (平成22年7月1日改正)
詳しくは
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei36/16.html
をご覧ください。

7.自殺対策白書が平成22年6月11日に閣議決定され、公表されました。(内閣府)
自殺対策白書は、自殺対策基本法(平成18年法律第85号)第10条の規定に
基づき、我が国における自殺の概要及び政府が講じた自殺対策の実施の状況につい
て、政府が毎年、国会に提出する年次報告です。
統計上では、平成10年以来12年連続で年間自殺者数が3万人を超え、平成2
1年は32,845人、うち男性23,472人となっています。自殺率(人口1
0万人当たりの自殺者数)は男性で25.8、女性は男性に比べて低い率となって
います。年齢階級別の自殺は、男性が45歳から64歳の階級に山があるのに対し、
女性では男性のような大きな変動はありません。
詳しくは、
http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/whitepaper/index-w.html
をご覧ください。

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研修・セミナー案内
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場  所:住友生命熊本ビル2階 共用会議室(熊本市花畑町9-24)
時  間:14:00〜16:00(異なる場合は、「※注」を記載)
参加費:無料 

【来  月】
8月2日(月)『衛生管理に必要な労働安全衛生関係法令(T)』
藤田 泰生 相談員
衛生管理担当者として知っておくべき関係法令について、クイズ
方式によりわかりやすく学ぶ。(参加形式・クイズ)
8月3日(火)『職場のメンタルヘルス対策』     橋村 明枝 相談員
精神科医より、職場のメンタルヘルスの基礎知識や不調者に対す
る具体的なケア、職場復帰対策などについて学ぶ。 (講義・質
疑応答)
8月5日(木)『職場の喫煙対策について』      加藤 貴彦 相談員
喫煙ガイドラインの解説と具体的分煙対策事例により、事業場に
あった正しい分煙対策を学ぶ。 (講義・質疑応答)
8月6日(金)『職場環境改善のための手法』 〜チェックリスト等の活用法〜
小柳 敦子 相談員
職業性ストレス調査後の職場環境改善の手法について、事例を基
に考える。(グループ討議)
※ 14:30〜16:30
8月11日(水)『たかが睡眠、されど睡眠』〜睡眠は健康のバロメーター〜  
島村 佳子 相談員
睡眠についての基礎知識と睡眠環境の整備について学ぶ。自立
訓練法の実習も行う。(質疑応答・講義)
8月23日(月)『喫煙対策とその測定の仕方』     山口 浩一 相談員
喫煙対策の進め方と、測定方法を実習から習得する。(実 習)
8月26日(木)『「食育」講座・メタボ対策』    稲田 美和子 相談員
いま、なぜ「食育」か? 日本の食生活の変化から見る生活習
慣病の予防と治療のヒントについて学ぶ。(演 習)
8月27日(金)『職場のメンタルヘルスケア概論(U)』岡田 修治 相談員
産業医大 永田頌史先生 「認定産業医研修スライド」より
(講義・質疑応答)

  ■ 当センター研修会のお申し込みは、こちら ↓
FAX096-353-5480又はホームページ(http://www.kumamoto-sanpo.jp)
よりお申し込み下さい。

※4月19日より事務所移転並びに研修会場の変更がございます。ご注意下さい。
ホームページにおいて、ご確認下さい。
なお、電話、FAXについては、変更はありません。

  新会場:住友生命熊本ビル2階 共用会議室(熊本市花畑町9番24号)

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相談員のひとりごと 基幹相談員 石原 徳一(労働衛生工学担当)
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大人の国、子どもの国
ドイツに数年間住まわれていた方から聞いた話ですが、ドイツでは道路標識
が少ないそうです。速度制限標識がない所でも、子どもが飛び出すかもしれな
い所では車の速度を十分に落とし安全に走行するそうです。その代わりという
わけではないでしょうが、田舎道の見晴らしが利き何もない所ではある程度高
速走行するそうです。アウトバーンでもしかり、制限速度は設定されていない
そうですが、無茶する人もなくスムースに流れるそうです。自分で回りの状況
を見て判断し行動する、全てがこのようだそうで、大人の国を思わせられます。
日本では、速度標識が出ていないからと路地裏を高速で走る車もあります。
何にでも日本では「こうしなさい、こうしたら駄目です」と言ったり表示しな
いと、どんなことでも自己中の判断をする人が多い。例えば、身障者用駐車ス
ペースに堂々と止める高級車、自己中ですね。信号停止していた車が走り去る
と道路上に吸い殻の山があったり、空き缶がポツンと走り去る車を見送ってい
たり。勿論そんなことをする人も、こうすればいけないと分かっているのだと
思いますが、ワガママなのでしょうか。誰か「こうしなさい、ああしたら駄目
よ」と言ってやらないとまともな行動が出来ない、子どもの国のようです。
そういえば先日こんな事を目にしました。ある山登りを楽しまれたような一
団がマイクロバスから降りてこられました。そこは道の駅の駐車場です。皆さ
ん小袋を手に持って一斉にゴミ箱に向かわれます。その後にはゴミを吐き出さ
んばかりにしているゴミ箱。山が好きな皆さんですから、山にゴミを置いてこ
られなかったのでしょうが、こんな所でゴミを置いてきぼりにしなくてもと、
少し残念な気持ちで見ていました。

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編集後記
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私(中村 博)は、去年の11月に沖縄産業保健推進センターより転勤して
来て、早8ヶ月が経ちました。実家の霧島市には車で2時間半位で帰れるため、
沖縄では1回もしなかった趣味の釣りを錦江湾で大いに楽しんでいます。グレ・
カサゴ・アジ・サバ・イトヨリダイなど結構大物が釣れます。錦江湾はマダイ
の宝庫と言われていますが、帰って来てからまだ釣っていません。是非、キロ
級を狙ってみようと思っています。
また、もう1つの趣味の古武道(野太刀自顕流)も稽古を始めました。何年
も休んでいたため体が鈍っており、稽古について行けない感じです。
当センターは、4月から副所長・課長が代わり、また、事務所も移転し心機
一転です。産業保健のこと・メンタルでのお悩みがあれば是非ご相談下さい。

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次回の第35号は8月2日(月)配信予定です。
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