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≪熊本産業保健総合支援センター メールマガジン≫ 第82号(2014年7月1日)

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【トピックス】
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●全国健康保険協会熊本県大会開催のお知らせ!
以下の日程で熊本県大会が開催されます。
詳しい内容及び参加ご希望の方は以下のURLをご覧下さい。
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/shibu/kumamoto/cat080/20140808_kentaikai

日時:平成26年8月8日(金)
時間:14:00〜16:30(受付13:30)
会場:メルパルク熊本 3階「根子岳」(熊本市中央区水道町14-1)

●産業保健研修会延期のお知らせ!
予定していた以下の産業保健研修会は、都合により延期とさせて頂くことになり
ましたので予めご了承願います。日程がわかり次第お知らせする予定です。
尚、調整がつかない場合は、中止する場合もあります。

 テーマ:有害業務管理
日 時:平成26年8月28日(木)14時00分〜16時00分
会 場:住友生命熊本ビル 9F共用会議室
講 師:加藤貴彦 相談員(熊本大学大学院 生命科学研究部 教授)

●行政の動き
1.厚生労働省(職業安定局雇用開発部雇用開発企画課/6月3日)
「働きやすい・働きがいのある職場づくり」に役立つ各種ツール(ポータルサイト、
事例集、調査報告書)を作成しました。詳しくは以下をご覧下さい。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000047324.html

2.厚生労働省(医薬食品局審査管理課/6月6日)
要指導医薬品の指定が公表されました。詳しくは以下をご覧下さい。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000047771.html

3.厚生労働省(医薬食品局監視指導・麻薬対策課/6月11日)
新たに8物質を指定薬物に指定する省令が公布されました。
詳しくは以下をご覧下さい。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000047885.html

4.厚生労働省(労働基準局 安全衛生部 計画課/6月25日)
労働安全衛生法が改正されました。詳しくは以下をご覧下さい。
〜労働災害を未然防止するための仕組みを充実します〜
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000049191.html

5.厚生労働省(労働基準局/6月25日)
粉じん障害防止規則の一部を改正する省令が公布されました。
詳しくは以下をご覧下さい。
http://www.kumamoto-sanpo.jp/documents/funjin_shougaiboushi_kisoku.pdf

6.厚生労働省(労働基準局労災補償部補償課職業病認定対策室/6月27日)
平成25年度「脳・心臓疾患と精神障害の労災補償状況」が公表されました。
詳しくは以下をご覧下さい。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000049293.html

【 その他の情報 】
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○メンタルヘルス対策
・こころの耳(http://kokoro.mhlw.go.jp/)
○セクハラ・パワハラ問題
・明るい職場応援団(http://www.no-pawahara.mhlw.go.jp/)
○胆管がん関連情報
厚生労働省では、印刷業の洗浄作業に従事する人からの健康上の相談及び職業性
胆管がんに関する各種相談に応じます。
<胆管がんに関する電話相談>
0120-616-700 月曜日から金曜日まで(9時30分〜12時、13時〜16時)
○微小粒子状物質(PM2.5)に関する情報
・環境省ホームページ(http://www.env.go.jp/air/osen/pm/info.html)
○黄砂の飛来関する情報
・環境省ホームページ(http://www.env.go.jp/air/dss/)
○放射性物質による環境汚染情報
・環境省ホームページ(http://josen.env.go.jp/)
○労働災害情報
・災害統計各種(http://anzeninfo.mhlw.go.jp/)
・中災防安全衛生情報センター(http://www.jaish.gr.jp/)

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研修・セミナー案内
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平成26年7月以降も産業保健研修会を予定しておりますので、産業保健スタッフ
(産業医・保健師・看護師・衛生管理者等)のみならず、労働者・事業主或いは、産業
保健に関して興味をお持ちの多くの皆さまのご参加をお待ちしてます。

○研修会場:住友生命熊本ビル9階会議室(熊本市中央区花畑町9-24)
○参加費:すべて"無料"です。
○お申込み方法:FAX、メール、電話(※)でのお申し込みを受け付けます。

当センター研修会のお申し込みは、以下のいずれかよりお申し込み下さい。
・ホームページ(http://www.kumamoto-sanpo.jp/FormMail/session/index.php)
・TEL:096-353-5480/FAX:096-359-6506

※電話でのお申し込みの方は、後日申込書(ホームページから[研修会のご案内]
[参加申込フォーム])の送付(送信)をお願いします。
※研修会日程の頭に[◆]が付いたものは、日本医師会の産業医研修(生涯研修)の認定
を受けて開催するもので、更新単位が取得できます。

<<■■■■■■平成26年7月の予定■■■■■■>>
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日   時:7月2日(水) 14:00〜16:30
研修テーマ:従業員50人以上規模事業場のメンタルヘルス対策〜3次予防対策〜
内   容:職場復帰支援5つのステップと復職プログラムの作成
講   師:島村佳子(日本産業衛生学会 産業看護師 保健師 産業カウンセラー)
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日   時:7月3日(木) 14:00〜16:00
研修テーマ:男女雇用機会均等法 施行規則等の改正について
内   容:平成26年7月から適用となる男女雇用機会均等法施行規則等の改正内容について
講   師:熊本労働局 雇用均等室 担当官
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日   時:7月11日(金) 14:00〜16:00
研修テーマ:今後の労働衛生対策について
内   容:第186回通常国会で審議された「メンタルヘルス対策」および「受動喫 煙対策」に

       係る労働安全衛生法の改正の内容と、熊本労働局における両対策の取組状況を

       紹介する。
講   師:熊本労働局 労働基準部 健康安全課 担当官
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日   時:7月17日(木) 14:00〜15:30
研修テーマ:労働安全衛生管理における「労働衛生工学」とは何か
内   容:労働安全衛生管理体制における「労働衛生工学」の役割について考える
講   師:石原徳一(衛生工学衛生管理者 一級ボイラー技士)
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日   時:7月18日(金) 14:00〜16:00
研修テーマ:THP(心とからだの健康づくり)の取り入れ方
内   容:厚生労働省では、THP(トータル・ヘルスプロモーション・プラン)を愛称として、働く

       人の心とからだの健康づくりを推進しています。「健康づくり計画」の立案方法、

       「安全衛生委員会」とのタイアップ法 「PDCAサイクル」の活用法など事業所での

       「健康づくり」の取り入れ方を紹介します。
講   師:中嶋朋子(健康運動指導士 産業カウンセラー)
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日   時:7月24日(木) 14:00〜16:00
研修テーマ:交流分析を活用したメンタルヘルスケア その2
内   容:ストロークを職場の中に定着させ、良好な人間関係につなげよう。
講   師:森田裕子(オフィスコスモス代表・ 産業カウンセラー 心理相談員)
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<<■■■■■■平成26年8月の予定■■■■■■>>
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日   時:8月 5日(火) 14:00〜16:00
研修テーマ:コモティブシンドローム、生活習慣病にならないための食生活
内   容:ロコモティブシンドローム、生活習慣病を防ぐためにどのような食生活を心掛けたら

       良いのでしょう?アルコールの摂り方、減塩のポイント等ちょっとした工夫で、元気

       により健康に過ごしましょう!
講   師:稲田 美和子(中九州短期大学栄養学講師 管理栄養士)
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日   時:8月 6日(水) 14:00〜16:30
研修テーマ:一歩前進するための健康増進活動のために(実務編)
内   容:食生活改善と運動習慣化からみたアプローチの紹介
講   師:島村佳子(日本産業衛生学会 産業看護師 保健師 産業カウンセラー)
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日   時:◆8月 19日(火) 14:00〜16:00
研修テーマ:日本産業衛生学会職場改善セミナー教材を活用した職場巡視トレーニングの実践
内   容:日本産業衛生学会職場改善セミナー教材を用いた、職場巡視の効果的な実践に

       ついて、グループワークの形式で学習する。
講   師:上田厚 相談員(NPO東アジアHPネット理事長 熊本大学名誉教授)
       (株式会社 くまもと健康支援センター顧問)
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日   時:8月 23日(土) 10:00〜12:00
研修テーマ:【土曜日開催】出来るだけ動きやすい格好でお越し下さい)
内   容:筋トレでサルコぺニア(筋肉減少)肥満を予防しよう! 加齢に伴い筋肉量が減少

       することを「サルコぺニア」といいます。筋肉量が減少すると、日常生活を過ごす上で

       様々な不具合が生じます。マシンを使わず職場や家庭でできる筋トレを紹介します。

       実際に体を動かし、自分の体力を見直して自分にあった運動法を見つけましょう。
講   師:中嶋朋子 特別相談員(菊南病院 健康運動指導士・産業カウンセラー)
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日   時:◆8月 26日(火)
18:30〜20:30

研修テーマ:会場:山鹿市生涯学センター「ひだまり」
内   容:日本産業衛生学会職場改善セミナー教材を活用した職場巡視トレーニングの実践
       日本産業衛生学会職場改善セミナー教材を用いた、職場巡視の効果的な実践に

       ついて、グループワークの形式で学習する。
講   師:上田厚 相談員(NPO東アジアHPネット理事長 熊本大学名誉教授)
       (株式会社 くまもと健康支援センター顧問)
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産業保険研修会申込書(FAX用)
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参加者氏名|
(ふりがな)|
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参加研修会| 第 回 月 日 / 第 回 月 日
番号&日付 | 第 回 月 日 / 第 回 月 日
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会社名 | (所属部署 )
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会社所在地|
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会社の電話| |FAX番号|
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連絡担当者名 |
(参加者と別の場合)|
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熊本産業保健総合支援センターから『産業保健に関する質問募集』のお知らせ』!
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会社の衛生管理の担当者に選任されたが、衛生管理活動をどう進めたらいいか、
社内でメンタルヘルス対策を進めたいがどう対応したらいいのかわからない等と
いったことでお悩みではありませんか。
当センターでは、メンタルヘルスや健康管理など産業保健に関する様々な問題に
ついて、専門スタッフがご相談に応じ、解決方法を助言します。今お悩みのこと、
疑問に思っていることがありましたら以下のいずれかの方法でご相談下さい。
相談はすべて無料です。相談により知り得た情報等は厳守します。

・ホームページ:http://www.kumamoto-sanpo.jp/FormMail/soudan/index.php
・メール:ksanpo43@xvb.biglobe.ne.jp
・FAX:096-359-6506/TEL:096-353-5480

尚、電話、FAX、メール等ご希望の方法で、必ず回答いたします。
回答先及び回答方法は以下の通りです。

・ご希望回答方法(電話・FAX・メール・郵便)
・住所等
・会社名
・担当者名
・電話番号
・FAX番号
・メールアドレス
・メルマガ配信希望(メールアドレス)

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相談員のひとり言 加藤 貴彦 相談員
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奇病:綿ふき病 ―高等動物が植物線維を産生する?―

 私が学生時代に病理学教室に出入りしていたころ、当時の教授から奇妙な病気の文
献をいただいた。SF好きの私にとってエクセントリックな内容であり、以来、関係文
献をフォローしている疾患の一つである。今日はその病気を紹介したい。
1955年頃、岡山県で当時45歳の農婦が原因不明の高熱を発し、その後胸部皮下に小
腫瘤を形成し、それが膿瘍となって自壊、その創面から線毛様の繊維(束)を産生し、
1年ないし1年半後に線維の産性は止み潰瘍は瘢痕治癒する。このような病巣が四肢
皮下に続発し、数は数10カ所に及び、約10年後にようやく全治し、現在は屋外労働も
可能は状態であるという。この病巣は病理学的には異物肉芽種(異物によってひきお
こされた炎症反応の一つ)というべきもので、そのなかに線維の束あるいは破片と異
物巨細胞が介在するというのである。そして、問題の植物線維については植物学者、
線維学者は、植物線維(cellulose) に間違いなく、しかも木綿の線維と区別しがたい
と鑑定した。そこでこの奇病は「綿ふき病」と命名された。昭和35年日本医事新報に
主治医の田尻保氏が、「多量の綿を産性する奇異なる慢性肉芽種について」、昭和36
年日本病理学会に赤木制二氏が「無限に多量の線毛を産出する奇異な症例、いわゆる
綿ふき病について」と題して報告した。また、田尻氏の報告をみて、新潟大学眼科の
石川忠雄氏が昭和36年眼科臨床医報に「奇異なる眼窩内異物(綿ふき病?)の一例」
という13歳の少女の症例を報告している。第3例は、上述の日本病理学会における
赤木氏の報告に対する追加として横浜医大の松岡規男氏によって明らかにされたもの
で、この例は静岡県に住む26歳の女性で手指のひょう疽(爪囲炎)に始まり、その後
患部より異物の産出に気づいた。第4例は上記3例よりおくれて昭和43年愛知県豊橋で
発見され、鳥海氏らによって1974年 Acta Path Jap にMammalian Cellulose Disease
として報告された。この例も50歳の女性である。以上の44例が日本で報告のあった
症例だが、外国では未だ報告されていない、いわゆる綿ふき病の概略である。
いずれも女性で病巣の部位、経過、全身症状の有無などについて差異はあっても、
病変の主体は異物肉芽種で、その異物として植物線維(綿と区別しがたいもの、ある
いは類似した線維)が産性されていること、致命的疾患ではなくて、いづれも自然
治癒する点が共通である。線維の量は岡山例では甚だ多量で、座布団が作れるほどの
量と形容されている。もちろん上記4例が全く同一疾患であると断定されたわけでは
ない。
当時、学生の私にとって、動物である人が植物線維を放出することなど、生物学の
常識を覆すような、今でいうSTAP細胞(本当に存在するのか?)のような衝撃であった。

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編集後記
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6月の全国安全週間の準備期間ということで、県内各7地区において安全管理講習会
が開催された。当センターからも7地区の安全管理講習会において、PR時間を頂きH26
年度4月からの新しい支援体制の周知活動を行った。H26年度も第1四半期が終わり、
これからは、産業保健三事業一元化による、ワンストップサービスとして総合的な
支援が提供できるように努力して行きたいと思っております。
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●次回の第83号は平成26年8月1日(金)配信予定です。

編集内容等に関するご意見・お問合せなどをお寄せください。
またメールアドレスの変更の場合は件名に[メルマガアドレス変更希望]、
配信停止希望の場合は、[メルマガ配信停止希望]等ご記入の上
ksanpo43@xvb.biglobe.ne.jpへお願いします。

★メールアドレスが2014/1/6より変更になりました。
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独立行政法人 労働者健康福祉機構 熊本産業保健総合支援センター
〒860-0806 熊本市中央区花畑町9-24 住友生命熊本ビル3階
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E-Mail:ksanpo43@xvb.biglobe.ne.jp <-New
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