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                2008 / 6 / 2

       ≪熊本産業保健推進センターメールマガジン≫

 
                 第9号

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 トピックス
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@全国安全週間の実施について
今年も、安全で安心な職場を目指し「全国安全週間」が実施されます。熊本
県内の休業4日以上の労働災害は、平成17年に1900人と過去最低を記
録したものの、平成18年、19年と増加に転じ、平成19年は2025人
となっています。今年は、
「トップが率先 みんなが実行 つみ取ろう職場の危険」
のスローガンのもと、
7月1日から7日までを本週間、6月1日から30日までを準備期間として
実施されます。経営者、労働者全員が一丸となって安全活動を展開し、職場
から機械設備、作業等による危険をなくすよう取り組んでください。
全国安全週間の具体的実施事項等については、厚生労働省ホームページをご
覧ください。
http://www.mhlw.go.jp/topics/2006/07/tp0701-1.html

A熱中症の季節到来
まもなく梅雨の時期を向かえ、これから夏にかけて熊本にとっては、一年で
最も過ごしづらい、蒸し暑い季節がやってきます。
熱中症は、気温が高い7月から8月にかけて多く発生していますが、湿度が
高く、気温が高くなりはじめる6月にも発生しています。私たちの身体が、
高温環境下での生活に順化していないことなどから発生するものです。
昨年も、全国で18名の方が熱中症で亡くなられており、高温多湿の作業
場所では、今の時期から予防対策を講じる必要があります。
涼しい休憩場所と十分な休憩時間を確保するとともに、水分、塩分の補給
を労働者に指導してください。また、熱中症の症状が見られた場合の措置に
ついても、教育をお願いします
熱中症を予防するための詳しい事項等については、下記をご覧ください。
       http://www.mhlw.go.jp/topics/2008/05/tp0514-1.html

B産業医研修の実施
平成20年度産業医基本研修会が、熊本県医師会館で
6月10日(火)
に開催されます。
詳細については、熊本県医師会(http://www.kumamoto.med.or.jp/)又は当セ
ンターホームページをご覧ください。

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 新着情報
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【DVD】

○[5‐189] 働きつづけてよかった       財団法人 女性労働協会
      〜私たちの妊娠・出産・子育て体験〜(25分)
 職場や上司の皆さんや健康管理部門のみなさん、このDVDをみて、働く
女性の妊娠、出産を守り、出産後も働き続けられるように、そして子育てを
する女性にもやさしい職場環境を考えてください。

○[5‐191] STOP!ザ・ハラスメント        PHP研究所
     パワハラ・セクハラ・職場いじめを考える(30分)監修 金子雅臣
 職場で起こりがちなハラスメントを、おこる原因により「リストラ型」「
職場環境型」「人間関係型」「労働強化型」「セクハラ型」の5つに分類し、
それぞれの型の特徴、なぜ起こるのか等、事例を通して明らかにし、それぞれ
の対応について考察していきます。

○[5‐192] <改訂U版>感電の基礎知識       株式会社 PRC
      〜その危険性と救急手当〜(31分)
 電気が安全に利用されているのが当たり前の現代、私たちはかえって電気
の持つ危険性を忘れがちになっていないでしょうか。このビデオは交流・商
用周波電気による感電の基礎知識と災害発生時の救急法について説明します

○[5‐192] <改訂版>心配蘇生法とAEDの技法
      〜いざという時のために〜(21分)     株式会社 PRC
 いざという時にそなえて、職場の全員が、救命処置の手順と実技を身に付
けておきましょう。

【ビデオ】

○[5‐190] もしもの時の応急処置マニュアル       株式会社 教配
      〜熱中症〜 (15分)
 熱中症とは、暑熱環境で発生する全身障害の総称です。熱けいれん・熱失神
・熱疲労・熱射病に分けられます。熱中症はスポーツ時だけではなく、一般生
活の中でも起こり、死亡例も毎年報告されています。

【図 書】

○[02‐103] コピーで使える様式集 労働安全衛生法      三信図書
       厚生労働省労働基準局監修
 安全衛生関係法規の届出様式は多様化しています。このため企業内において
労働安全衛生の実務に携わる方々がこれらの様式を正確に作成し、かつ迅速に
手続ができるよう配慮し、本書をそのままコピーし届出ができるよう編集して
います。

○[02‐125] コピーで使える様式集 労働基準法        三信図書
       厚生労働省労働基準局監修
 最新の法令等も含めこれらに基づく許可、認可、届出、報告等の諸手続きに
ついて、各様式ごとに記入例とわかりやすい解説、許可基準、記載上のポイン
ト等を掲載し、コピーして直接、実務に使用できるよう編集されています。

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 研修・セミナー案内
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○熊本産業保健推進センターの研修会○
於:熊本産業保健推進センター会議室 14:00〜16:00

▼06月04日(水)の岡田談員の研修会(9)は定員に達しました《受付終了》
▼06月06日(金)の小柳談員の研修会(11)は定員に達しました《受付終了》
▼06月23日(月)の島村談員の研修会(13)は定員に達しました《受付終了》

【今月】
☆6月 5 日(木) 『騒音対策と騒音性難聴』
                            加藤 貴彦 相談員
          @騒音に関する一般的な知識A騒音計の操作性B騒音職場の
           騒音レベルの測定計画 などについての研修を行います。

☆6月19日(木) 『一生自分の歯で食べ続けるための10のポイント』
                            林  康博 相談員
          虫歯や歯周病で歯を無くさないためのポイントをクイズ方式
          で学びます。
          [歯は大事です!虫歯や歯周病を放ってると大変な事に!!]

☆6月30日(月) 『生活習慣病(メタボリックシンドローム)対策の食生活』
  (※申込みのご希望が多かったため、追加研修を行います。内容は同じです。) 
                            稲田 美和子 相談員
          メタボリックと生活習慣として@食生活上の問題と対策A行
          動変容を起こすには?B食事療法を永続きさせるには、など
          について研修をおこないます。

【来月】
☆7月 3 日(木) 『産業保健に必要な疫学』
                            加藤 貴彦 相談員
          疫学の「入門編」の研修を行います。

☆7月 7 日(月) 『一次予防としてのメンタルヘルス対策』
                            古賀 幹浩 相談員
          ストレスへの気づきを促すツール(ストレス簡易調査票)の
          利用方法などについての研修を行います。

☆7月 8 日(火) 『衛生管理者になるための研修U』
                            山口 浩一 相談員
          衛生管理者を目指している方のための労働衛生関係について
          研修を行います。

☆7月17日(木) 『労働衛生工学とは』
                            石原 徳一 相談員
          労働衛生管理において、衛生工学に求められているところに
          ついての研修を行います。

☆7月23日(水) 『衛生管理者として必要な労働衛生関係法令U』
                            藤田 泰生 相談員
          衛生管理者になるための労働衛生関係法令の知識確認につい
          ての研修を行います。

☆7月28日(月) 『生活習慣病(メタボリックシンドローム)対策の食生活』
                            稲田 美和子 相談員
          メタボリックと生活習慣として@食生活上の問題と対策A行
          動変容を起こすには?B食事療法を永続きさせるには、など
          について研修をおこないます。

☆7月29日(火)  『セクシュアルハラスメントが起きるとき』
                              松下 弘子 先生
          (熊本労働局雇用均等室、セクシュアルハラスメント相談員・臨床心理士)
          セクシュアルハラスメントを事業場全体の問題として、その対
          処と防止について学ぶ研修会です。

▲研修会の定員は各18名です。お申し込みはお早めに。

研修会の詳細・お申込はhttp://www.kumamoto-sanpo.jp/session/index.html

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 相談員のひとりごと   基幹相談員 藤田泰生(労働衛生関係法令担当)
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平成20年1月23日に千葉県市川市で、中国産冷凍餃子を食べた家族5人
が食中毒の症状で病院に入院し、吐物内の餃子から有機リン系農薬のメタミ
ドホスが検出された。その後、千葉市の一家2人、兵庫県高砂市の一家3人
が同じく中国産冷凍餃子の食中毒に罹ったのが判明し、合計10人が被害に
あった。冷凍餃子の回収騒ぎが全国で起こった。事件か事故かはその後報道
が無いので分からないが、あらためて「食の安全」を考えさせられた。
スーパーの食料品売り場を見てみると加工品はもとより、生鮮野菜から食肉、
鮮魚まで輸入品だらけだ。
日本の食料自給率はカロリーベースで昭和40年に73%だったものが、平
成10年に40%となり、ここ6年間横ばいの状態であり、穀物自給率では
昭和40年に62%だったものが、平成15年には27%となっているとの
驚くべき統計数字がある。
最近では、大豆や小麦等の輸入穀物も高騰している。冒頭に上げたようなこ
とが起こるとマスコミはこぞって食の安全や日本の食料自給率の低さを問題
にする。このことは何年も前から分かっていたこと。どこで本気になって問
題解決の行動に出るかだと思う。
我々消費者も近くのスーパーでなるべく安い品物を買おうとしている。輸入
食料品なしには日常生活が成り立たないことはわかっているものの、せめて
本当は少しぐらい高くても、地産地消を心がけるべきではなかろうか。
少し市内から離れると「母ちゃん市場」とか「農協直売店」とか「道の駅」
などで結構安く新鮮な野菜が売ってありますよ。

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 編集後記
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 熊本県でも、5月からtaspo(成人識別ICカード)がないと、自動販売機
でたばこが買えなくなりました。喫煙者である私は、「顔写真や生年月日を登
録してまで自動販売機で買わなくても、コンビニに行けば買えるじゃないか」
と思い、今も登録していません。
しかし、いざ捜すとどこにでもあると思っていたコンビ二もなかなかないもの
で、今更ながら、自動販売機のすばらしさとありがたさを痛感しています。
 家族からは、この機会に辞めればと言われるのですが、自動販売機で買えな
くなったから辞めたというのも何か悔しく、節煙しながらもまだ禁煙までは至
っていません。
 健康診断時に、毎年医者から「ま〜だ、吸ってるの」と言われ続けてきまし
たが、今年こそは胸を張って「たばこ?吸ってません」と高笑いしてやろうか
と思っています。

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 次回の第10号は7月1日(火)配信予定です。
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