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2011 / 6 / 1
≪熊本産業保健推進センターメールマガジン≫
第45号
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トピックス
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1【東日本大震災関連情報】
≪労働者健康福祉機構よりお知らせ≫
東日本大震災に伴う相談窓口として設置された「全国共通の通話料無料
のフリーダイヤル」での相談ができます。以下のフリーダイヤル及び大震
災に関する情報等は熊本産 業保健推進センターホームページにも掲載
しておりますので、ご利用ください。
通話料無料のフリーダイヤル(全国共通)
●メンタルヘルスに関する電話相談
0120-226-272 ※9:00〜12:00、13:00〜17:00(土・日・祝日は除く)
●健康に関する電話相談
0120-765-551 ※13:00〜17:00(土・日・祝日は除く)
上記のフリーダイヤルは、携帯電話、PHS、公衆電話からの通話も可能です。
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2【厚生労働省からのお知らせ】
平成23年度「世界禁煙デー」の取組及び「禁煙週間」の実施について
世界禁煙デー 5月31日(火)
禁煙週間 5月31日(火)〜6月6日(月)
が実施されます。平成23年度は、喫煙及び受動喫煙による健康被害等につ
いての普及啓発に加え、今年度の世界禁煙デーのテーマである「たばこ規制
に関する世界保健機関枠組条約についても、普及啓発を積極的に行うものと
しています。
詳しくは、
http://www.mhlw.go.jp/topics/tobacco/main.html
『たばこと健康に関する情報ページ』をご覧ください。
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3【厚生労働省からのお知らせ】
今年も「労働保険の年度更新」の期間が始まります。
6月1日から7月10日まで
に最寄りの労働局又は労働基準監督署で、前年度の確定保険料と新年度の概
算保険料を納付するための手続きが必要です。
詳しくは
http://www2.mhlw.go.jp/topics/seido/daijin/hoken/980916_1.htm
『労働保険に関する総合情報』欄をご覧ください。
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4【厚生労働省からのお知らせ】
平成22年における死亡災害・重大災害発生状況が発表されました。
それによりますと、労働災害による死亡者数は1,195人で、前年比12
0人増(+11.2%)と、平成11年以来、11年ぶりに増加に転じまし
た。
業種別にみると、建設業が365人と最も多く、次いで製造業211人、
陸上貨物運送事業154人等となっています。平成21年と比較すると、鉱
業、建設業、港湾荷役業で減少しましたが、製造業、交通運輸業、陸上貨物
運送事業等では増加しています。
事故の型別にみると、「墜落・転落」が311人と最も多く、次いで「交
通事故(道路)」278人、「はさまれ巻き込まれ」171人、「激突され」
73人、「崩壊・倒壊」67人等です。平成21年と比較すると、「熱中症」
が39人増、「交通事故(道路)」が40人増、「墜落・転落」が22人増等と
なっています。
平成22年の重大災害(一時に3人以上の労働者が業務上死傷又はり病し
た災害)は245件で、前年比17件増(+7.5%)となりました。
業種別にみると、建設業が87件と最も多く、次いで製造業49件となっ
ています。平成21年と比較すると、製造業、交通運輸業は減少しましたが、
建設業、港湾荷役業、林業で特に増加しています。
事故の型別にみると、「交通事故」が全体の47.3%を占めています。
平成21年と比較すると、「交通事故」が17件増(+17.2%)等となっ
ています。
詳しくは、
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001co7w.html
をご覧ください。
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5【厚生労働省からのお知らせ】
「平成22年度個別労働紛争解決制度施行状況」が公表されました。
労働者と事業主の紛争を円満に解決するための「個別労働紛争解決制度」
ですが、同制度に係る総合労働相談(約113万件)、民事上の相談(約25万
)、助言・指導件数(約8千)と過去最高を記録した平成21年度同水準で
高止まりの状況でした。
詳しくは、
Http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001clbk-att/2r9852000001clda.pdf
をご覧ください。
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6【厚生労働省からのお知らせ】
「安全から元気を起こす戦略(労働災害撲滅のための戦略)」が取りまとめら
れました 。
安全活動に意欲のある企業が国民や取引先に注目され評価されることなどに
より、企業における安全への取組を活性化させ、働く方、家族、企業が元気に
なる環境整備を行い、2020年までに労働災害件数の3割削減を達成すべる
ための戦略が発表されました。
詳しくは、 http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001b8wr-img/2r9852000001b913.pdf http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001b8wr-img/2r9852000001b90x.pdf
をご覧ください。
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7【熊本労働局のお知らせ】
6月20日(月曜日)から
ハローワーク熊本の職業相談・職業紹介、求人情報検索のご利用時間が変わ
ります。
詳しくは
http://www.kplb.go.jp/osirase/osirase_230527.pdf
をご覧下さい。
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8 『平成23年度全国安全週間の実施』
7月1日から同7日までの間、全国安全週間が
“安全は 家族の願い 企業の礎 創ろう元気な日本”
をスローガンとして展開されます。今年で84回を迎えることとなります。
詳しくは、
http://www.jisha.or.jp/campaign/anzen/index.html
をご覧下さい。
【中央労働災害防止協会】
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9 全国産業安全衛生大会
「第70回全国産業安全衛生大会」平成23年10月12日(水曜日)か
ら同14日(金曜日)までの間、今年は東京で開催されます。
詳しくは、
http://www.jisha.or.jp/taikai/index.html
をご覧ください。
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10 「第59回日本職業・災害医学会学術大会」の開催
第59回日本職業・災害医学会学術大会が平成23年11月11日、12
日の両日、東京の六本木アカデミーヒルズ49を会場に開催されます。
参加案内は、現在準備中とのことです。
詳しくは、
http://www.jsomt.jp/jsomt59/
をご覧ください。
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研修・セミナー案内
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研修会場:住友生命熊本ビル 2階会議室(熊本市花畑町9-24)
時間:14:00〜16:00(異なる場合は、「※」の時間となります。)
参加費:すべて“無 料”です。
【 6月の予定 】
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6月 3日(金)
『心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援対策』
講 師 小柳 敦子 相談員
職場復帰支援の手引きの改定版についてポイントを解説(グループ討議)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
6月 8日(水) ※18時〜20時
夜間開催:昼間の参加が困難な方、ぜひご参加ください。
『職場環境の把握と改善(パート1)〜“真の声”を把握して効果的な改善内
容につなげよう〜』
講 師 島村 佳子 相談員
ツールを使った調査の実習と解析作業をグループで行う。(グループ討議)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
6月 9日(木)
『交流分析を活用したメンタルヘルスケア その1』
講 師 森田 裕子 特別相談員
エゴグラムを活用して自己理解を深め、他者理解につなげ、スムーズな人間関
係をめざします。(グループ討議)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
6月14日(火)
『事例検討会 1』 講 師 廣瀬 靖子 相談員
解決が見られない困った事例や成功例を検討しましょう。(事例検討・実習)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
6月20日(月)
『化学物質による健康障害』 講 師 山口 浩一 相談員
化学物質の基礎事項と健康障害及び中毒防止について学ぶ。(講義・質疑応答)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
6月22日(水) ※18時〜20時
夜間開催:昼間の参加が困難な方、ぜひご参加ください。
『職場環境の把握と改善(パート2)〜“真の声”を把握して効果的な改善内
容につなげよう〜』 講 師 島村 佳子 相談員
解析作業の結果を踏まえて、年間計画書を作成する(パート1を受講して下さ
い。)。(グループ討議)
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6月25日(土) ※10時〜16時
土曜日の開講:平日の参加が困難な方、是非ご参加ください。
『積極的な傾聴訓練(実践編)』 講 師 廣瀬 靖子 相談員
講 師 島村 佳子 相談員
講 師 中嶋 朋子 特別相談員
メンタルヘルス不調者への気付きとタイムリーな対応ができるように、面接技
技法を身につける。リラクゼーションの実技も行う。(面接実習〔体験〕)
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【 7月の予定 】
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7月 8日(金)
『職場のメンタルヘルスケア概論(U)』 講 師 岡田 修治 相談員
産業医大 永田 頌史先生「認定産業医研修スライド」より(講義・質疑応答)
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7月 12日(火)
『 事例検討会U 』 講 師 廣瀬 靖子 相談員
解決が見られない困った事例や成功例を検討しましょう。(事例検討・実習)
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7月 14日(木)
『 腰痛予防体操 』 講 師 中嶋 朋子 特別相談員
腰痛の原因の一つが身体に係る「無理な力」や「歪み」である。日常生活での
「姿勢」と「動作」を工夫し低下した筋力を回復することで、腰への負担を減
らしていく体操を実習により体験する。(実 習)
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7月 19日(火)
『セクハラ・パワハラ〜職場の人間関係とストレス〜』
カウンセリングオフィス
KMJメンタルアシスト代表
臨床心理士 松下 弘子
セクハラ・パワハラと職場のメンタルヘルス対策は深い関係にあることを踏ま
えて、ロールプレイングをもとにコミュニケーションの取り方等、相談を受け
る立場の人の対応を考えていく。(ロールプレーイング・事例検討)
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7月 25日(月)
『衛生管理に必要な労働安全衛生関係法令(1)』
講 師 藤田 泰生 相談員
衛生管理者として知っておくべき関係法令について、衛生管理者試験の過去の
問題からクイズ方式により分かりやすく学ぶ。(クイズ参加形式)
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7月 28日(木)
『労働衛生工学』とは 講 師 石原 徳一 相談員
労働安全衛生管理体制に於ける「労働衛生工学」の役割について考える。
(講義・質疑応答)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■ 6月1日からの受付が始まります。
研修会番号:20番(8月2日)〜45番(11月30日)までの研修会と
なります。
46番(12月)以降の研修会は10月1日からの受付となります。
■ お申込み方法
FAX、メール、電話(※)でのお申し込みを受け付けます。
当センター研修会のお申し込みは、こちら ↓
?096‐353−5480・ FAX096−359−6506
又はホームページ(http://www.kumamoto-sanpo.jp)
よりお申し込み下さい。
※電話でのお申し込みの方は、後日、申込書(「研修会のご案内」又は、ホー
ムページに掲載。)の送付をお願いします。
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相談員のひとりごと 小柳 敦子 基幹相談員(産業医学担当)
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東日本大震災にてかろうじて生き残った人々の次なる大きな問題は、仕事が
ないということでした。豊かな大地や海を取り戻すのに、どれくらいの年月を
要するのか、予想も困難ですが、少しでも早く日常の生活に戻れるようにと願
わずにはおれません。
今回、日本という国に生まれ、どこにいても地震や津波がおこりうるという
事実を突きつけられて、今後の生き方やリスクへの対処法について考えさせら
れました。
私は常日頃、人が元気で生きるということは働くことであると感じています。
というのは15年ほど前に、企業を定年退職する方々に健康講和をさせていただ
いた折に、退職予定の社員さんの多くが、「まだ現役で働きたい。働いている時
が心も体も元気だった。」とおっしゃったことが心に強く残っていました。
しかし当時の私は、自分の時間が持てずにつらく感じ、早く定年退職してゆ
っくりしたいと思っていましたので「一生現役で働くこう」などという人の気
持ちはわかりませんでした。
考えてみれば世の中は常に変化しており、年をとってもその変化に対応して
生きていか行くしかありません。
日本人の平均寿命(2009年)は女性86.44歳、男性79.59歳,世界でみると
男は4位、女性は1位です。ちなみにもっとも寿命が短いのは男アフガニスタ
ン(40歳)女ジンバブエ(42歳)です。
明治・大正時代の平均寿命は40歳代でした。昭和22年男性が50.06歳、女
性が53.96歳と初めて50歳を超えました。昭和35年に男性65.32歳、女性
70.19歳と女性が初め70歳を超えました。
働けるということは、日常生活に支障がなく、体力、精神力ともに余力があ
るということが基本的な条件になります。
なぜ人はいつまでも働きたいのでしょうか?実際平成21年版の高齢社会白書
によると、男性の場合の就業率をみると55〜59歳での就業者の割合は90.5%、
60〜64歳で73.1%、65~69 歳で50.1%となっており、60歳をすぎても多くの
高齢者が就業しています。また60~64歳の不就業者のうち3割以上のものが、
65〜69歳の不就業者のうち2割以上のものが就業を希望しています。女性高齢
者の就業率は男性よりも落ちますが、不就業者の1〜2割は、就業を希望してい
ます。高齢者の従業を希望する理由としては、「健康を維持したい」最多となっ
ています。その次が「知識や技能を生かしたい」の割合が増加しています。
実際定年到達予定者の状況をみると、定年到達予定者のうち、継続雇用予定
者の割合は、平成27年に比較して、平成20年には、48.4%から73.3%に大幅に
伸びています。いつまで働きたいかという問いには、多くの人は「働けるうち
は、働きたいと」答えており、高齢者の健康意識調査では、世界の中でも「自
分は、ほぼ健康」と答えている人が一番多いという結果でした。今後も少子化
が続くと予想されますので、日本の経済をささえるには少しでも健康を維持し
半日勤務や、週2〜3日でも働くことができる社会にしていくことが課題と思わ
れます。
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編集後記
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6月、新緑が一段と鮮やかになり、衣替えの季節になりました。そろそろ梅
雨入りですね。
先月のゴールデンウィーク、妻からコンサートに誘われました。以前から予
定していたとは言え東日本大震災から二ヶ月あまり、まだまだ自粛ムードが漂
う中でコンサートに行くべきか行かないべきか・・・正直迷いましたが、考えた末
、久しぶりに福岡まで足を延ばしてみることにしました。
会場へ向かう途中で三十年ぶりに見物した博多どんたくは大変盛り上がって
おり、多くの人で賑わっていました。また、被災地の物産販売や街頭での募金
活動など、どの会場でも震災の支援活動が行われており、多くの人の積極的な
姿勢に日本国民の絆を強く感じました。
もちろんコンサート会場も例外ではありません。震災の支援席が特別に設け
られており、その収益すべてを義援金に当てられていました。そして、支援の
ために自分達は何が出来るかということがテーマとして取り上げられており、
被災地の方々を励まし支えるためにも「元気な人はこれまで以上に元気に」と
いうメッセージを受け取り、嬉しさを感じました。
今回コンサートの中で印象的だった曲が「家族になろうよ」というバラード
です。結婚式で両親へ贈る手紙をイメージしたそうですが、今言われている
「絆」をまさに歌ったような曲でした。
色々な人々、様々な団体、沢山の街々・・・日本全体が本当に被災地の方々を思
い、頑張っていることを身近に感じられることができたゴールデンウィークで
した。
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次回の第46号は7月1日(金)配信予定です。
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