差出人: 熊本産業保健推進センター [sanpo43@mvd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2012年1月4日水曜日 11:08
宛先: 熊本産業保健推進センター
件名: ◆◇◆熊本産業保健推進センターメールマガジン第52号◆◇◆

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2012 / 1 / 4  
≪熊本産業保健推進センターメールマガジン≫
第52号
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新年のご挨拶
熊本産業保健推進センター所長  北野 邦俊

 新年あけましておめでとうございます
昨年は未曽有の東日本大震災(3月11日)が発生、地震、大津波、原発事故の三重
苦に苦しむ被災者の方々の生活は、一変し大変な年であった事は言うまでもありませ
ん。心よりお見舞い申し上げます。
産業保健推進センターが、特殊法人労働福祉事業団から独立行政法人労働者健康福
祉機構となり9年目を迎えます。事業内容、運営について基本的な変更はありません
が、具体的には、待機方式の「窓口相談」は廃止し、メール等による「通信相談」「
実地相談」及び「予約面談方式」になり、相談事業の効果的、効率的な運営に変わり
ました。ご理解のうえご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
また「メンタルヘルス対策支援センター」を併設いたしております。メンタル不調
の予防から不調者の早期発見、予防対応、休業者の職場復帰に至るまで職場のメンタ
ルヘルス対策の体制づくり等について、事業者に対する総合的支援を実施しておりま
す。
ご承知のように、年間自殺者数は平成10年から13年間連続3万人を超えていま
す。熊本県においても、年間500人近くの自殺者がでています。そのうち1割近く
の人が職場における人間関係、仕事の問題があるとされているようです。未然に防ぐ
ためにも、メンタルヘルス対策支援センターのご活用をお願い致します。
円高、ドル安、ユーロ安とグローバル経済も不況の極みでありますが、今年は脱却
のスタートの年となることを記念し、新年のご挨拶といたします。

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トピックス
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平成24年元旦
謹賀新年
1【東日本大震災関連情報】
≪労働者健康福祉機構よりお知らせ≫
東日本大震災に伴う相談窓口として設置された「全国共通の通話料無料のフリ
ーダイヤル」での相談ができます。以下のフリーダイヤル及び大震災に関する情
報等は熊本産業保健推進センターホームページにも掲載しておりますので、ご利
用ください。   
通話料無料のフリーダイヤル(全国共通)
●メンタルヘルスに関する電話相談
0120-226-272  ※9:00〜12:00、13:00〜17:00(土・日・祝日は除く)
●健康に関する電話相談
0120-765-551   ※13:00〜17:00(土・日・祝日は除く)
上記のフリーダイヤルは、携帯電話、PHS、公衆電話からの通話も可能です。
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2【 情 報 】 (安全衛生部 労働衛生課)厚生労働省
「粉じん障害防止規則及びじん肺法施行規則の一部を改正する省令案要綱」の労働
政策審議会に対する諮問及び同審議会からの答申について
〜屋外で金属をアーク溶接する作業等が呼吸用保護具の使用の対象になります〜
ポイント
○金属をアーク溶接する作業は、これまで、屋内等で行う場合に限り、呼吸用保護
護具の使用やじん肺健康診断の実施の対象でしたが、今回の改正により、屋外で
で行う場合も含めて対象となります。
○手持ち式又は可搬式動力工具を用いた岩石の穿孔等の作業は、これまで、屋内等
等で行う場合に限り、呼吸用保護具の使用の対象でしたが、今回の改正により、
屋外で行う場合も含めて対象となります。(じん肺健康診断の実施は従来から対
象になっています。)
詳しくは、
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001xqha.html
又は、ホーム > 報道・広報 > 報道発表資料 > 2011年12月 > 「粉じん障害防
止規則及びじん肺法施行規則の一部を改正する省令案要綱」の労働政策審議会に
対する諮問及び同審議会からの答申について
をご覧下さい。
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3【 情 報 】 (統計情報部 雇用統計課)厚生労働省
平成23年パートタイム労働者総合実態調査(2011年)
平成23年パートタイム労働者総合実態調査では東日本大震災への対応から、岩手
県、宮城県、福島県の3県を今回の調査から除外し、調査されました。
調査結果については、
http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/132-23.html
又はホーム > 統計情報・白書 > 各種統計調査結果 > 厚生労働統計一覧 > 平成
23年パートタイム労働者総合実態調査(2011)
をご覧下さい。
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4【 情 報 】 (安全衛生部 労働衛生課)厚生労働省
「平成23年東北地方太平洋沖地震に起因して生じた事態に対応するための電離放射
線障害防止規則の特例に関する省令を廃止する等の省令」の公布・施行について
〜東電福島第一原発緊急作業員の被ばく限度250ミリシーベルトの特例を廃止しま
した〜 を公表しました。
ポイント
○本年3月14日に、東電福島第一原子力発電所での災害拡大防止のために、特に
やむを得ない場合として、100ミリシーベルトから250ミリシーベルトに引き上
き上げられていた緊急作業に従事する労働者の被ばく線量の上限を、本年11月
1日に、厚生労働大臣が定める一部の作業を除いて、250ミリシーベルトから100
ミリシーベルトへ引き下げました。
○今回の省令では、東電福島第一原子力発電所の原子炉を安定的な冷温状態にする
ための工程(ステップ2)の完了をもって、厚生労働大臣が定める一部の作業で
250ミリシーベルトに引き上げられていた被ばく線量限度も廃止し、原則として
電離放射線障害防止規則第4条の通常の放射線業務の被ばく線量限度を適用しま
す。(50ミリシーベルト/年 かつ 100ミリシーベルト/5年)(※)
など、その他、ポイントにおいては「注意書き」があります。
詳しくは、
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001yeem.html
又は、ホーム > 報道・広報 > 報道発表資料 > 2011年12月 > 「平成二十三年
東北地方太平洋沖地震に起因して生じた事態に対応するための電離放射線障害防
止規則の特例に関する省令を廃止する等の省令」の公布・施行について
をご覧下さい。
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5【 情 報 】 (安全衛生部 安全課)厚生労働省
平成23年度「あんぜんシンポジウム」を開催
〜平成24年1月31日に厚生労働省2階講堂で開催、参加料無料〜
申込方法:
参加希望者は下記の記載事項を記入して、平成24年1月20日(金)17時(必着)
までに電子メールにて申し込んでください。
宛先メールアドレス:(anzenproject@mhlw.go.jp)
記載事項:件名「あんぜんシンポジウムの参加申込について」、
参加希望者の氏名(ふりがな)、連絡先住所・電話番号、メールアドレス(別途返信
希望先がある場合)、勤務先・所属団体名
参加可能となった場合には、1月25日(水)までにシンポジウムの開催案内をメー
ルにて送付します。
詳しくは、
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001yr7g.html
又は、ホーム > 報道・広報 > 報道発表資料 > 2011年12月 > 平成23年度「あ
んぜんシンポジウム」を開催
をご覧下さい。
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6【 情 報 】 (安全衛生部 化学物質対策課)厚生労働省
平成23年度「化学物質による労働者の健康障害防止措置に係る検討会」報告書の
公表
〜リスク評価結果を踏まえ、インジウムなど3種類を規制対象とし、製造・使用者
に健康障害防止措置を義務付け〜
厚生労働省では、本報告書を受けて関係政省令の整備を予定しています。
詳しくは、
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001ypfx.html
又は、ホーム > 報道・広報 > 報道発表資料 > 2011年12月 > 平成23年度「化学
物質による労働者の健康障害防止措置に係る検討会」報告書の公表
をご覧下さい。
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7【 情 報 】 (労災補償部 補償課)厚生労働省
☆「平成22年度石綿ばく露作業による労災認定等事業場の公表」の訂正について
公表対象事業場数等の一部に誤り、訂正とお詫び。
詳しくは、
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001y5hj.html
又は、ホーム > 報道・広報 > 報道発表資料 > 2011年12月 > 「平成22年度石綿
ばく露作業による労災認定等事業場の公表」の訂正について
をご覧下さい。
☆「平成22年度石綿による疾病に関する労災保険給付などの請求・決定状況につ
いて(確定値)の訂正について
特別遺族給付金に係る件数の一部に誤りがありました。お詫びと訂正。
詳しくは、
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001y5jv.html
又は、ホーム > 報道・広報 > 報道発表資料 > 2011年12月 > 「平成22年度石
綿による疾病に関する労災保険給付などの請求・決定状況について(確定値)」の訂
正について
をご覧下さい。
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8【 情 報 】 統計情報・白書
※産業保健との直接の関係は薄いのですが、参考までに掲載しました。
「平成23年労働組合基礎調査の概況」
が公表されました。単一労組の組合数は、206,051組合、労働組合員数は9
96万1千人、前年に比べて1.2%、0.9%の減少となっています。
詳しくは、
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/roushi/kiso/11/index.html
又は、ホーム > 統計情報・白書 > 各種統計調査結果 > 厚生労働統計一覧 >
平成23年労働組合基礎調査 > 結果の概要
をご覧下さい。
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9【 情 報 】(安全衛生部 安全課)厚生労働省
「労働安全衛生規則の一部を改正する省令案要綱」の労働政策審議会に対する諮問
及び同審議会からの答申について
〜機械の危険情報、化学物質の危険有害性情報の提供を促進します〜
1 機械譲渡時における機械の危険情報の提供の促進
機械ユーザーに対して、型式又は製造番号のほか、労働者に危険又は健康障害
を生じるおそれのある箇所や作業、またその作業により発生する最も重大な危
険又は健康障害の程度等を通知するよう努めることとし、国は危険情報の提供
の仕方等について指針を公表すること 2 職場における自主的化学物質管理
の促進特定危険有害性化学物質等を譲渡、提供する場合国は、(1)名称、(2)成
分及びその含有量、(3)人体に及ぼす作用事項等を記載した文書を相手方に通知
する(MSDS交付)等について指針を公表すること。
等について、労働安全衛生規則の改正を行うこととしたものです。
詳しくは、
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001yx87.html
又は、ホーム > 報道・広報 > 報道発表資料 > 2011年12月 > 「労働安全衛生
規則の一部を改正する省令案要綱」の労働政策審議会に対する諮問及び同審議会
からの答申について
をご覧下さい。
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10【 情報 】 (安全衛生部 安全課)厚生労働省
「労働安全衛生規則等の一部を改正する省令案要綱」の労働政策審議会に対する諮
問及び同審議会からの答申について
〜安衛法免許試験の受験機会を拡大し、登録機関が実施できる特定機械等の製造時
等検査の対象機械の範囲を拡大します〜
○ポイント
高圧室内作業主任者免許、ガス溶接作業主任者免許、林業架線作業主任者免許、
二級ボイラー技士免許、発破技士免許及びボイラー整備士免許の6種類について、
受験資格から実務経験等の要件を廃止し、免許の交付要件とすることとしました。
○ボイラーや第一種圧力容器などの特定機械等は、その性能を担保するために、製
造時に検査を受なければならないとされており、現在、この検査は国(都道府県
労働局)が実施していましたが民間の登録製造時等検査機関が実施できる制度と
することとされました。
詳しくは、
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001yxav.html
又は、ホーム > 報道・広報 > 報道発表資料 > 2011年12月 > 「労働安全衛生規
則等の一部を改正する省令案要綱」の労働政策審議会に対する諮問及び同審議会か
らの答申について
をご覧下さい。
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11【 情報 】(安全衛生部 労働衛生課)厚生労働省
「労働安全衛生法施行令等の一部を改正する政令案要綱」の労働政策審議会に対す
る諮問及び同審議会からの答申について
〜放射化物を取り扱う業務に労働安全衛生法等の規制がかかります。石綿の製造禁
止に係る適用除外製品がなくなります〜
○ポイント
1 放射化物が放射線障害防止法の規制の対象となる見込みです。それにより、次
の規制がかかることになります。
・作業環境測定の実施(法第65条第1項、令第21条)
・健康診断の実施(法第66条第2項、令第22条)
・電離放射線障害防止規則の適用(昭和47年労働省令第41号)
2 石綿等の製造等の禁止に係る適用除外製品等一覧(ポジティブリスト)の廃止
このたび、代替品の安全性が確認された以下の製品の製造等を禁止することと
しました。これにより、製造等の禁止が猶予されていた製品が無くなります。
・国内の既存化学工場施設の設備の接合部分に使用する直径1500mm以上のジョイン
トシートガスケット
・上記ガスケットの原材料
詳しくは、
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001yxeg.html
又は、ホーム > 報道・広報 > 報道発表資料 > 2011年12月 > 「労働安全衛生法
施行令等の一部を改正する政令案要綱」の労働政策審議会に対する諮問及び同審議
会からの答申について
をご覧下さい。
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12【 情 報 】(労災補償部 補償課)厚生労働省
心理的負荷による精神障害の労災認定基準を策定
〜うつ病など精神障害の認定基準が分かりやすくなります〜
○ポイント
@分かりやすい心理的負荷評価表(ストレスの強度の評価表)を定めた
Aいじめやセクシュアルハラスメントのように出来事が繰り返されるものについ
ては、その開始時からのすべての行為を対象として心理的負荷を評価すること
にした
Bこれまで全ての事案について必要としていた精神科医の合議による判定を、判
断が難しい事案のみに限定した
詳しくは、
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001z3zj.html
又は、ホーム > 報道・広報 > 報道発表資料 > 2011年12月 > 心理的負荷による
精神障害の労災認定基準を策定
をご覧下さい。
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13【 情 報 】(健康局 疾病対策課) 厚生労働省
肝炎研究10カ年戦略について
これまでの研究の進捗状況の評価及び本戦略の見直しの検討が行われ、平成24年
度を初年度とする新たな「肝炎研究10カ年戦略」として取りまとめられましたので
お知らせします。
詳しくは、
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001yu0b.html
又は、ホーム > 報道・広報 > 報道発表資料 > 2011年12月 > 肝炎研究10カ年戦略
について
をご覧下さい。
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14【 情 報 】(労働基準局 労働条件政策課) 厚生労働省
労働政策審議会建議「有期労働契約の在り方について」
○報告の主なポイント
・有期労働契約の長期にわたる反復・継続への対応
有期労働契約が5年を超えて反復更新された場合には、労働者の申出により期間
の定めのない労働契約に転換させる仕組みを導入することが適当。
・「雇止め法理」の法定化
「雇止め法理」の内容を制定法化し、明確化を図ることが適当。
・期間の定めを理由とする不合理な処遇の解消
有期労働契約の内容である労働条件については、職務の内容や配置の変更の範囲
等を考慮して、期間の定めを理由とする不合理なものと認められるものであって
はならないこととすることが適当。
詳しくは、
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001z0zl.html
又は、ホーム > 報道・広報 > 報道発表資料 > 2011年12月 > 労働政策審議会建
議「有期労働契約の在り方について」
をご覧下さい。
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15【 情 報 】(安全衛生部 化学物質対策課) 厚生労働省
「職場におけるリスクに基づく合理的な化学物質管理の促進のための検討会」の報
告書を公表
〜現場の実態に応じたさまざまな化学物質管理方法を認めることを提言〜
この検討会は、平成22年の「職場における化学物質管理の今後のあり方に関する
検討会」と、労働政策審議会建議「今後の職場における安全衛生対策について」の
中で今後検討が必要とされた項目のうち、「局所排気装置(※1)等以外の発散抑制
方法(※2)の導入」、「作業環境測定(※3)の評価結果の労働者等への周知」に
ついて検討を行ったものです。
※1:ガス、蒸気、粉じんなど空気中に浮遊する有害物を、その発散源にできるだ
け近い局所で、動力により吸引排出する装置。
※2:吸引、冷却、分解などにより有害物の空気中への発散を抑え、空気中の有害
物の濃度を低下させる方法。
※3:労働安全衛生法第65条に基づく測定で、単位作業場所の空気中の有害物の濃
度を測定する。
今後、関係法令などの整備に向けて検討が進められます。
詳しくは、
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001z0un.html
又は、ホーム > 報道・広報 > 報道発表資料 > 2011年12月 > 「職場におけるリ
スクに基づく合理的な化学物質管理の促進のための検討会」の報告書を公表
をご覧下さい。
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16【 その他 】(医薬食品局 血液対策課)厚生労働省
平成24年「はたちの献血」キャンペーン
厚生労働省では、献血者が減少しがちな冬季において血液製剤を安定的に確保す
るため、平成24年の「はたちの献血」キャンペーン(平成24年1月1日〜2月
29)を行い、成人式を迎える「はたち」の若者を中心として、広く国民各層に献
血に関する理解と協力を求めていきます。
今年度の「はたちの献血キャンペーン」標語
献血で つなげる命 はたちの力
詳しくは、
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001zahe.html
又は、ホーム > 報道・広報 > 報道発表資料 > 2011年12月 > 平成24年「はた
ちの献血」キャンペーン
をご覧ください。
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17【 その他 】 熊本労働局
雇用促進税制の紹介
税制改正法が6月30日に公布され、雇用を増やす企業を減税するなど税制上の優
遇制度(雇用促進税制)が創設・拡充されました。是非ご活用下さい!
詳しくは、
http://kumamoto-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/riyousha_mokuteki_menu/zigyounusi/koyosokusin.html
又は、ホーム > 利用者別・目的別メニュー > 事業主の方へ > 雇用促進税制について
をご覧下さい。
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18【 その他 】 新刊図書の紹介 ご利用をお待ちします!
? 図解よく分かる 有機溶剤中毒予防規則
発行 労働調査会 木村嘉勝 著
? 化学物質名ですらすらわかる 特定化学物質障害予防規則
発行 労働調査会 木村嘉勝 著
? ココロブルーと脳ブルー(知っておきたい科学としてのメンタルヘルス)
発行 産業医学振興財団 労働者健康福祉機構本部研究ディレクター 小山文
彦 著
? ドクター山本のメール相談事例集 解決のヒントここにあり!
労働者健康福祉機構 監修 山本晴義 著
? Work−Life Vision with Cancer
「がんと働く」リワークノート
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19【 お知らせ 】
熊本産業保健推進センターでは、厚生労働省からの委託をうけて
メンタルヘルス対策支援センターを開設!訪問支援を行っています
働く人のこころの健康対策への取組方法がわからないという事業場の皆さまへ
私たちは、メンタルヘルス対策に取り組もうとする事業場を支援します。
働く労働者の約6割が強い不安やストレスを感じながら仕事に取り組み、毎年3
万人に超える自殺者の約3割が労働者といった状況、そして、WHOが2020年
の「世界の5大疾患」を予測したデ−タでは虚血性心疾患に次ぎ社会的影響の大き
い疾患として、『うつ病』がワ−スト2にあげられるなど、メンタルヘル対策への取
り組みは、企業で働く労働者の問題というだけに止まらず、今や国民的課題となり
つつあります。
そこで、企業の皆さん!メンタルヘルスへの取り組みは進んでいますか?
例えば、
? こころの健康づくり計画をどのようにつくればよいのか
? 社内のメンタルヘルス対策に関する相談体制づくりはどのように構築すれば
よいか
? メンタルヘスルについて従業員に理解してもらうにはどうしたらよいか
? 社内スタッフや従業員への教育・研修はどうすればよいのか
? ラインによるケアの教育研修(管理監督者研修)
? 職場復帰支援プログラムはどのようにつくればよいのか
といったこと等でお悩みなら、まずはお気軽にお問合わせください。メンタル
ヘルスに関する専門家〔臨床心理士・産業保健カウンセラー・社会保険労務士・
精神科医等〕がご相談におうじます。
提供するサービス(上記の内容など。一般社員研修は除く。)は無料です。
お問合わせ・お申し込み先
独立行政法人 労働者健康福祉機構
メンタルヘルス対策支援センター(熊本産業保健推進センター内)
窓口開設時間 13時から16時半
電   話 096−359−9570又は353−5480(産業保健推進
センター)
FAX 096−359−9571又は359−6506(同上)
メール mental‐shien43@kumamoto-sanpo.jp
ホームページ http://www.kumamoto-sanpo.jp.shien/index.html
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20【 お知らせ 】
熊本産業保健推進センター〔メンタルヘルス対策支援センター〕では、労働者健康福
祉機構が季刊発行する「産業保健21」及び当推進センターが発行する「産業保健か
わら版」をセットで、ご希望の皆さま(産業医・産業保健スタッフ・人事労務担当者
等)に無料で配布致しております。
お申し込みは、電話、FAX、メールで「産業保健21・かわら版希望」と明記のうえ、
お寄せ下さい。
お待ちしています!

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研修・セミナー案内
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産業保健研修会
【 平成24年 1月の予定 】
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
□ 1月 5日(木) 〔研修会番号52〕
『 有害業務管理U 』              講 師 加藤 貴彦 相談員
各論 有機溶剤中毒・金属中毒等( 講 義・質疑応答 )
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
□ 1月 12日(木) 〔研修会番号53〕
『 リラクゼーション技法(U) 』      講 師 中嶋 朋子 特別相談員
自律訓練法や筋弛緩法など、職場や家庭で気軽にできるリラックス法を実習により
体験する。( 実 習 )
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
□ 1月 16日(月) 〔研修会番号54〕
『 物理的作業環境因子とその影響 』        講 師 山口 浩一 相談員
作業現場での物理的事象の基礎及び健康障害について学ぶ。(講 義・質疑応答 )
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
□ 1月 18日(水) 〔研修会番号55〕
※18時〜20時  夜間開催:昼間の参加が困難な方、ぜひご参加ください。
『 たかが睡眠・されど睡眠 』〜睡眠は健康のバロメーター〜         
講 師 島村 佳子 相談員
睡眠についての基礎知識、心地よい睡眠環境の整備、DVDによる自律訓練法の体
験。( 講義・実習 )
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
□ 1月 24日(火) 〔研修会番号56〕
※14時30分〜16時30分
『 健康診断の精度管理(正しい検査データ取得のための精度管理方式を学び、良い
健診、人間ドックの選び方を考える。 』                   
講 師 日本郵政葛繽B郵政健康管理センター
医師・薬剤師・労働衛生コンサルタント  
古海 勝彦氏
国は健康診断の有所見率低減を打ち出していますが、保健指導の前に健康診断は正
しく行われているのでしょうか。健診現場でありがちな精度管理の落とし穴を事例
を通して学びます。費用対効果観点から良い健康診断、人間ドックの選び方を一緒
に考えましょう。( 事例検討 質疑応答 )
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【 2月の予定 】
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□ 2月 2日(木) 〔研修会番号57〕
『 職場巡視のチェックポイント 』        講 師 加藤 貴彦 相談員
事例検討を含めて( グループ討議・質疑応答 )
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□ 2月 3日(金) 〔研修会番号58〕
『 職場のストレス調査から取組む職場改善対策 』 講 師 小柳 敦子 相談員
職場の体制の整備を含め職業性ストレス調査をどう生かし、職場を改善していくの
かを検討する。( グループ討議 )
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□ 2月 10日(金) 〔研修会番号59〕
『 うつ病の症状と治療 』             講 師 岡田 修治 相談員
基礎的内容(「一般内科うつ啓発スライド」より)( 講義・質疑応答 )
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□ 2月 13日(月) 〔研修会番号60〕
『 労働安全衛生年間計画の作成について 』    講 師 藤田 泰生 相談員
労働安全衛生マネジメントシステムに基づく年間計画の立て方を演習により習得す
る。( グループ討議 )
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□ 2月 15日(水) 〔研修会番号61〕 ※
『 健康診断データの管理・活用術 』
〔健診データの管理・活用方法を学び、プレゼン資料の作成方法等を習得する。〕
健診データはお蔵入りになっていませんか。健康情報を有効活用しましょう。また、
受診者や事業者に分かりやすくプレゼンするための資料の作り方をパワーポイント
を用いて学びます。
講 師 日本郵政葛繽B郵政健康管理センター
医師・薬剤師・労働衛生コンサルタント
古海 勝彦氏
( 事例検討・質疑応答 )
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□ 2月 16日(木) 〔研修会番号62〕
『 交流分析を活用したメンタルヘルスケア その2 』            
講 師 森田 裕子 特別相談員
ストロークを職場の中に定着させ、対人関係の改善を目指すための気付きを促しま
す。( グループ討議 )
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□ 2月 20日(月) 〔研修会番号63〕
『 有害化学物質取扱い作業場とMSDSの活用 』 講 師 山口 浩一 相談員
MSDSとは何か、その有効利用を学ぶ。( 講義・質疑応答 )
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● 産業医研修
□ 平成24年 1 月研修
開催日時:平成24年1月18日(水曜日) 午後6時〜午後8時まで
会  場:住友生命熊本ビル 2階会議室〔同3階 熊本産業保健推進センター
事務所〕
対象者:産業医・産業保健スタッフ、人事労務担当者等
研修内容等:『 たかが睡眠・されど睡眠 』〜睡眠は健康のバロメーター〜
睡眠についての基礎知識、心地よい睡眠環境の整備、DVD
による自律訓練法の体験。( 講義・質疑応答方式 )
講  師:保健師・産業カウンセラー・産業看護師・熊本産業保健推進センター
相談員  島村 佳子氏
産業医:生涯研修(専門研修)2単位
申込先:熊本産業保健推進センター

● 外部機関等との研修会日程
◇ 全国健康保険協会熊本支部(協会けんぽ)との共催セミナー
□ 平成24年 1 月の日程
玉名地区
開催日:平成24年1月13日(金曜日) 午後1時30分開演
開催地:玉名市岩崎152-2
会 場:玉名市民会館 第2会議室
定 員:30名
参加料:無 料
セミナータイトル
第1部:「自分自身への不調の気づき方、部下の不調の気づき方」のポイント
は何でしょう
第2部:「職場復帰支援」〜プロセスと具体的支援策〜
講師:(第1部) 労働衛生コンサルト・シニア産業カウンセラー 廣瀬 靖子
(第2部) 産業カウンセラー・特定社会保険労務士    東本 君子

  菊池地区
開催日:平成24年1月27日(金曜日) 午後1時30分開演
開催地:菊池市森北1077
会 場:コッコファームたまご庵 合同会議室
定 員:30名
参加料:無 料
セミナータイトル
第1部:『快適な職場をめざして お互いの絆を深めよう!』=寄り添う・向
き合う・つなぐ・見守る・変わる=
第2部:職場復帰支援に係る留意点
講師:(第1部) 産業カウンセラー・保健師       島村 佳子
(第2部) 臨床心理士・キャリアカウンセラー   森川 泰寛

◇ 熊本県経営者協会との共催セミナー(シリーズ3回目)
□ 平成24年 3 月の日程
「新入社員のメンタルヘルス対策(仮題)」
〜人事・総務担当者が行うメンタルヘルス対策教育方法を習得しよう〜
日  時  平成24年3月7日(水) 午後2時〜同4時まで
会  場:熊本市国際交流会館 熊本市花畑町4番8号 
講  師:熊本産業保健推進センター基幹相談員
労働衛生コンサルタント・シニア産業カウンセラー  
廣瀬 靖子氏
会  費:無 料
研修会のお申込み方法
□ FAX、メール、電話でのお申し込みを受け付けます。
当センター研修会のお申し込みは、こちら ↓  
?096‐353−5480・ FAX096−359−6506又はホーム 
ページ(http://www.kumamoto-sanpo.jp)よりお申し込み下さい。
□ 協会けんぽとの共催セミナー(メンタルヘルス)のお申し込みは、
全国健康保険協会熊本支部のホームページでもお申し込みができます。当セン
ター、協会けんぽのいずれのホームページからでもお申し込みができますので
ご利用下さい。
□ 電話でのお申し込みの方は、後日、申込書(「研修会のご案内」又は、ホームペ
ージに掲載。)の送付をお願いします。
研修会場:住友生命熊本ビル 2階会議室(熊本市花畑町9-24)
研修会場には駐車場がありません。最寄りの一般駐車場又は公共交通機関をご
利用のうえ、ご参加下さい。
時 間:14:00〜16:00(異なる場合は、「※」の時間となります。)
参加費:すべて“無 料”です。

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相談員のひとりごと   加藤 貴彦 産業医学基幹相談員(担当)
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連続性と不連続性
日々我々は様々な現象を目にし、様々な経験している。川の流れ、天候の変化、そし
て、季節変化などとともに、咲く花、紅葉する樹木。そして、人と人の出会い、人の生
死。これら自然、生命、日常現象は、すでに過去において決定されているのだろうか。
それとも全く予測できない現象で、不確定、不連続に起きているのだろうか。
前者のような決定論的な考え方は、西洋に在する”連続性の因果律”の考え方による。
すなわち、すべての現象には、原因と結果が存在し、ある結果が原因となってまた新た
な結果が生まれるという原理である。この考え方によれば、現在は、過去の原因にもと
づく、結果だと考えるのである。このように、連続的に物事をとらえ、過去と現在のあ
いだに隠れている法則の発見は、現在の現象から未来の予測を可能にする。我々は、こ
の法則性の探求を通常、”科学”と呼んでいる。しかし、あらゆる現象は決定論で説明
できるのだろうか。様々な分野でこれら二つの原理の状況を考えてみたい。

物理学における連続性と不連続性
物理学の分野では、17世紀、ニュートンによって体系づけられた微分に基づく力学が、
長く連続性原理の中心であった。そして、20世紀にはいり、アインシュタインによる特
殊相対性理論、一般相対性理論によって、さらに連続性原理は、広大な宇宙空間、そし
て時空間すべての統一を目的とする理論へと拡大されていく。ところが、同じ20世紀の
初頭、アインシュタインが、相対性原理の構築をしていた頃、マックス・プランクが、
物体から放出される電磁波エネルギー分布が不連続であることを発見する。すなわち電
磁波は、ある特定の単位のエネルギーをもった粒子の形でしか放出されない。わかりや
すく言いかえれば、原子というミクロの世界では、コーヒーに砂糖をいれるときに顆粒
ではなく、角砂糖でしかいれられないということである。マックス・プランクは、この
仮想の粒子を”量子”と命名した。そして、1905年、アインシュタインは、金属に紫外
線をあてると表面から電子が叩き出される ”光電効果”を発見し、その解釈に光の量
子説を発表した。その後、量子の概念は拡張され、ハイゼンベルグによる”行動力学”、
シュレジンガーによる”波動力学”によって、原子の粒子であり、波でもある性質が明
らかにされていった。1921年、アインシュタインは光電効果の発見によってノーベル物
理学賞を受賞する。しかし、その後アインシュタインは、不連続性原理の量子力学の存
在を認めず、生涯それを批判することになる。皮肉なことにアインシュタインのノーベ
ル賞は、連続性原理の統一をめざした相対性理論にではなく、量子力学の誕生へと導い
た光電効果に与えられたのである。
1927年、ハイゼンベルグは、量子力学の完成ともいうべき不確定性原理を発表した。不
確定性原理では、粒子の位置と運動を同時に決定することはできない。すなわち、量子
力学では、ある位置に粒子が存在するのは、そこに明確な実体が存在するわけではなく、
“確率は何%”というかたちでしか解答がだせないというのである。これではいかに現
状を把握しても原子の世界では、正確な未来の予測はできないことになる。
以上述べたような連続性にもとづく相対性理論と不連続性の量子力学とは、20世紀の
物理学の基礎となった。しかし考えてみると自然界の物理法則が、ミクロの量子力学か
ら、マクロの相対性理論へと拡大されるとその理論が変化するというのは大きな矛盾で
ある。その後の物理学はこの二つを統一する理論の構築へとむかうが、なかなか明快な
答は得られなかった。しかし、1984年、ジョン・シュワルツとマイケル・グリーンによ
って ”超ひも理論”が発表され、この理論が、二つの原理を統一しうる可能性を示唆
したのである。
次回は、進化論、生物学のなかで、考えてみたい。

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編集後記
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熊本にゆかりのある夏目漱石についてお話します。
第五高等学校の英語教師として、明治29年4月に熊本に赴任しました。明治33年
に文部省の派遣でロンドンに留学するまでの4年間に6回も住居を変え「引越し魔」と
言われました。熊本時代は俳句に熱中し、生涯詠んだ約2400句のうち約1000句
は五高在任中に詠んでいます。同窓生であり親友であった正岡子規の影響を受けて、熊
本の自然を詠んだもの、旅先で詠んだものなど多岐にわたり造られました。ロンドン留
学のため明治33年7月に熊本を去りました。
漱石が小説を書き始めるのは、ロンドンからの帰国後、明治38年に「吾輩は猫であ
る」を発表してからです。「吾輩は猫である」や「三四郎」は熊本在住時代に出会った
風景や人物のモチーフを使うほど、漱石にとって熊本は愛すべき処だったことでしょう。

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次回の第53号は2月1日(水)配信予定です。
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