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2012 / 3 / 1
≪熊本産業保健推進センターメールマガジン≫
第54号
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トピックス
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1【東日本大震災関連情報】
≪労働者健康福祉機構よりお知らせ≫
東日本大震災に伴う相談窓口として設置された「全国共通の通話料無料のフリ
ーダイヤル」での相談ができます。以下のフリーダイヤル及び大震災に関する情
報等は熊本産業保健推進センターホームページにも掲載しておりますので、ご利
用ください。
通話料無料のフリーダイヤル(全国共通)
●メンタルヘルスに関する電話相談
0120-226-272 ※9:00〜12:00、13:00〜17:00(土・日・祝日は除く)
●健康に関する電話相談
0120-765-551 ※13:00〜17:00(土・日・祝日は除く)
上記のフリーダイヤルは、携帯電話、PHS、公衆電話からの通話も可能です。
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2【 情 報 】 ( 労働条件政策課 賃金時間室 )厚生労働省
2月29日、第2回職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議が開かれ、「パ
ワーハラスメントの予防と解決には、経営トップ自からが先頭に立って取り組むこ
とが必要」とする提言案が示されました。
u 主な提言案のポイント
・職場のパワハラは、相手の人格を傷つけ、職場環境を悪化させ、心身の健康や
命すら危険にさらされる場合がある
・職場のパワハラ対策には、経営トップ自らが先頭に立って取り組むべきだ
・企業や労働組合だけでなく、職場の一人一人が対策に取組むべきだ
・職場のパワハラは、職務上の地位や人間関係などの優位性を背景に、適正な範
囲を超えて精神的・身体的苦痛を与える行為
・上司から部下だけでなく、同僚や部下から上司のいじめも含まれる。
今後は、会議の意見等を踏まえ、3月末に正式に提言を取りまとめるとのことです。
※情報は、厚生労働省ホームページ及び平成24年3月1日付けの熊本日日新聞朝
刊より抜粋
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3【 情 報 】 ( 自殺対策:共生社会政策 )内閣府
u 「全国自殺対策主幹課長等対策会議資料」が掲載されました。
詳しくは、
http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/local/shukan/k-11/gijigaiyou.html
又は、自殺対策トップ・会議等・地方公共団体との連携・協力・全国自殺対策主
管課長等会議議事概要をご覧下さい。
u 例年、月別自殺者数の最も多い3月、この3月は「自殺対策強化月間」です。
「自殺対策強化月間特設サイト」が設置されました。
特設サイトはこちら→ http://promotion.yahoo.co.jp/gatekeeper/
u 今、自殺者を少しでも減らすための取組として、ゲートキーパーの普及を図っ
ています。
※ゲートキーパーとは、悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支
援につなげ、見守る人のことです。
詳しくは、
http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/index.html
又は、ホーム・自殺対策 をご覧下さい。
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4【 情 報 】 (労災補償部 職業病認定対策室)厚生労働省
石綿による肺がんなどの労災認定のための新たな要件が示されました!
〜「石綿による疾病の認定基準に関する検討会」報告書を公表〜
<石綿による「肺がん」に関して>
現在の認定基準(平成18年2月策定、労働基準局長通達)に加え、
@ 石綿紡織製品製造作業など※1の石綿ばく露作業に5年以上従事した場合
A 胸膜プラーク※2が広範囲に認められる場合
B 石綿によるびまん性胸膜肥厚※3に肺がんが併発した場合
を新たに認定要件として示しました。
※1 石綿防織製品製造業、石綿セメント製品製造作業、石綿吹付け作業の3作業
※2 肺を覆う胸膜の一部が白板状に1〜10ミリほど厚くなる病変
※3 肺を覆う胸膜が広範囲に肥厚して癒着する病変
<「びまん性胸膜肥厚」に関して>
定義を明確に示すと共に、診断方法を新たに示しました。
また、肥厚の厚さについては認定要件にしないことを示しました。
詳しくは、
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r985200000235cj.html
又は、ホーム > 報道・広報 > 報道発表資料 > 2012年2月 > 石綿による肺がんな
どの労災認定のための新たな要件を示します
をご覧下さい。
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5【 情 報 】 ( 職業安定部 職業安定課 労働基準部 賃金室 )熊本労働局
u 「上天草市ふるさとハローワーク」が3月1日に開設されます。
これは、ハローワーク天草が上天草市と共同で、平成24年3月1日に上天草
市役所大矢野庁舎に開設するものです。求人検索用のパソコンを4台設置し、
専門の則業相談員が職業相談・職業紹介などに応じます。
詳しくは、
http://kumamoto-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/library/kumamoto-roudoukyoku/2012213141514.pdf
をご覧ください。
u 平成24年版「熊本県における賃金等の動き」が熊本労働局より発表されまし
た。
熊本県の平成23年春の賃上げ状況、産業別、規模別、年齢別、初任給、女性短
時間労働者の賃金、年間賞与、役職者の賃金、最低賃金等が掲載されています。
詳しくは、
http://kumamoto-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/library/kumamoto-roudoukyoku/2012220115915.pdf
をご覧ください。
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6【 情 報 】 ( 労働基準局 適用・徴収関係 )厚生労働省
平成24年度から「労災保険率」、「一人親方等の特別加入保険料率」、「労務費率」、
「メリット制の適用要件等」がいずれも改正されます。
詳しくは、
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/roudouhokenpoint/index.html
又は、ホーム > 政策について > 分野別の政策一覧 > 雇用・労働 > 労働基準 > 労
働保険の適用・徴収 > 労働保険制度(制度紹介・手続き案内) > 労災保険・雇用保
険の特徴
をご覧下さい。
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7【 情 報 】(労働基準局 )厚生労働省
「労働安全衛生法の規定に基づく下記6免許の取扱いに関するリーフレット」
高圧室内作業主任者免許、ガス溶接作業主任者免許、林業架線作業主任者免許、
二級ボイラー技士免許、発破技士免許及びボイラー整備士免許の6種類について、
受験資格から実務経験等の要件を廃止し、免許の交付要件とすることとなったとこ
ろですが、そのリーフレットが出来ましたのでお知らせします。
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/anzen/dl/120214-01.pdf
をご覧ください。
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8【 情 報 】( 安全衛生部 労働衛生課)厚生労働省
「じん肺法施行規則関係様式について」
じん肺管理区分決定申請において、労働局、労働基準監督署等へ届け出る際に必
要な様式が一部変更となりました。
様式はこちらからダウンロードしてご利用ください。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei36/16.html
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9【 参 考 】(独)労働政策研究・研修機構
「子どものいる世帯の生活状況および保護者の就業に関する調査」
〜世帯類型別にみた「子育て」、「就業」と「貧困問題」〜
子育て中の女性の仕事に対する支援策の在り方を検討するため、子供のいる世帯
の生活状況やその保護者(主な母親)の仕事の実態や要望などを調査した、その結
果が公表されたのもです。
詳しくは、
http://www.jil.go.jp/press/documents/20120229.pdf
をご覧ください。
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10【 お知らせ 】〔その1〕
熊本産業保健推進センター〔メンタルヘルス対策支援センター〕では、労働者健康福
祉機構が季刊発行する「産業保健21」及び当推進センターが発行する「産業保健か
わら版」をセットで、ご希望の皆さま(産業医・産業保健スタッフ・人事労務担当者等)
に無料で配布致しております。
FAX、メールに「産業保健21・かわら版希望」と明記のうえお申し込み下さい。
なお、電話でのお申し込みも受け付けます。
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【 お知らせ 】〔その2〕
『実地相談』希望事業場募集のお知らせ!
※実地相談とは
産業保健推進センターの基幹相談員が事業場(現場・作業場)に直接赴き、担当
者が抱えている問題点について、直接話し合い、現場の実情に応じた改善方法等を
アドバイスするものです。
l 実地相談は無料です。
l 訪問日は、事業場と相談のうえ派遣します。
l 実地相談により知り得た情報は厳守します。
l 相談内容
@ 労働衛生管理体制の確立(労働衛生管理活動)
A 3管理
作業環境 有害な作業環境の改善 局排装置等の設備の改善 作業環境測定に関
すること 照度、照明、湿度等の改善に関すること
作 業 自動化、省力化等による作業負担の軽減に関すること 適切な保護具
の使用、管理に関すること
健康管理 健康診断の実施 事後措置 生活習慣病 保健指導 健康の保持増進
(衛生教育)職業性疾病の予防にかんすること(じん肺、石綿、腰痛、
熱中症、振動障害等)
B その他(受動喫煙・心の健康問題・過重労働・快適職場等)
l お申し込み方法及び内容
・事業場名 ・労働者数 ・所在地 ・電話等連絡先 ・担当者氏名
・産業医の有無 有の場合は氏名
・相談希望内容等
・実地相談希望日時
を明記し、FAX(096−359−6506)でお申し込み下さい。
なお、電話(096−353−5480)によるご相談もお受けします。
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研修・セミナー案内
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◆ 研修会参加の御礼とご利用のお願い
平成23年度の産業保健研修会も今月で最後となりました。
研修会にご参加いただきました皆さまには、誠にありがとうございました。
講師の先生方をはじめ熊本産業保健推進センター職員一同、ご参加いただいた皆様
方のお役に立つ研修、勉強になったと喜んでいただける研修会をと考え一年間取組
んでまいりました。
新しい年度には、新しい講師陣を加えて、皆まさ方がより利用しやすい、役に立つ、
興味を持ち満足いただける研修に少しでも近づければと思っております。
新年度の研修会は、例年より早めて4月13日開講です。産業保健に関する幅広い
分野の研修会を予定しておりますので、どうぞご利用下さい。
産業保健研修会
【 平成24年 3月の予定 】
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
l 3月 5日(月) 〔研修会番号64〕
『 「食育」講座・メタボ対策・高年齢対策 』講 師 稲田 美和子 特別相談員
健康寿命を延ばすには〜血管・骨・腸を若々しく〜アンチエイジングを目指すため
の食生活( 講義・質疑応答 )
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
l 3月 9日(金) 〔研修会番号65〕
『 心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援対策 』
講 師 岡田 修治 相談員
精神科医より、職場復帰支援のやり方、注意点について学ぶ( 講義・質疑応答 )
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
◆平成24度 産業保健研修会
熊本産業保健推進センターでは、例年5月から研修会を始めていましたが、今年
は、弓削病院 診療部長 岡田修治先生による研修会をかわきりに4月から始める
ことと致しました。
【 平成24年 4月の予定 】
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
l 4月 13日(金) 〔研修会番号 1 〕
『 職場における自殺の予防と対応 (T)』 講 師 岡田 修治 相談員
「自殺予防セミナー」より( 講義・質疑応答 )
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
◆外部機関等との研修会日程
u 平成24年3月の予定
THP連絡協議会との共催セミナー〔ステップアップ研修会〕
「THPレベルアップ研修会」
〜効果的な睡眠のとり方について〜
日 時 平成24年3月3日(土) 午後2時〜同4時まで
会 場 日赤熊本健康管理センター 5階ホール
参加対象者 THP有資格者・産業医・産業保健スタッフ等
定 員 50名(先着順にて定員に達し次第締め切ります。)
参 加 料 無 料
講 師 熊本大学発生医学研究所 幹細胞部門 多能性幹細胞分野 准教授
粂 和彦先生
申 込 先 熊本産業保健推進センター
別添「THPレベルアップ研修会」案内をご利用いただくか、ホームページの『更
新情報』に掲載した研修会案内から「参加申込書」をダウンロードしてお使い下さ
い。
ホームページアドレス:http://www.kumamoto-sanpo.jp/
FAX番号:096−359−6506
l 熊本県経営者協会との共催セミナー〔シリーズ3回目)
「新入社員のメンタルヘルス対策(仮題)」
〜人事・総務担当者が行うメンタルヘルス対策教育方法を習得しよう〜
日 時 平成24年3月7日(水) 午後2時〜同4時まで
会 場 熊本市国際交流会館
熊本市花畑町4番8号
講 師 熊本産業保健推進センター基幹相談員
労働衛生コンサルタント・シニア産業カウンセラー 廣瀬 靖子氏
会 費 無 料
申 込 先 熊本産業保健推進センター又は熊本県経営者協会
※電話・FAX・ホームページからお申し込みができます。
※研修会のお申込み方法
? FAX、メール、電話でのお申し込みを受け付けます。
当センター研修会へは、こちら ↓
?096‐353−5480・ FAX096−359−6506又はホームページ
(http://www.kumamoto-sanpo.jp)
からお申し込み下さい。
l 電話でのお申し込みの方は、後日、申込書(「研修会のご案内」又は、ホームペー
ジに掲載。)の送付をお願いします。
※研修会場:住友生命熊本ビル 2階会議室(熊本市花畑町9-24)
研修会場には駐車場がありません。最寄りの一般駐車場又は公共交通機関をご利用
のうえ、ご参加下さい。
※時間:14:00〜16:00(異なる場合は、「※」の時間となります。)
※参加費:すべて“無 料”です。
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相談員のひとりごと 藤田 泰生 基幹相談員(労働衛生関係法令担当)
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桜と入学式
我々は、入学式と言えば、4月、桜が満開に咲く校門を両親と一緒に喜び勇んで入ったという
イメージが強い。
先日、東京大学の学長が、大学の入学を秋入学に移行することを検討しており、他大学にも
秋入学協議を働き掛けたことを発表していた。熊本大学の学長も個人的意見として検討に値
すると同調していた。東大学長の理由として、海外からの優秀な留学生を受け入れやすくし、
国際化を進める為だといっていた。世界的にみると、春入学は少数派で、秋入学が主流だそ
うで、確かに、海外の高校を8月に卒業した学生が、約半年間待って日本の大学に留学する
のは学生にとっても半年間が無駄になり、だったら、すぐ入学できる他の大学に行くのも尤も
である。
しかし、現在の日本の教育制度は、6・3・3制であり、日本の高校卒業生が半年大学入学を
待たなくてはならず、企業も大学卒業生の入社を秋入社に改めなければならず、社会に大き
な影響を及ぼすことになる。企業も国際化を進めるためには秋入社が、海外の優秀な人材を
獲得するのには有利かもしれないが、まだまだ秋入学を実施するにはクリアしなければなら
ないハードルは高い。
教育制度を改正するとしたら、6・3・3,5制にし、高校の教育を大学受験勉強だけでなく、他に
ももっと充実させるのもいいかもしれない。
日本人の感情として、入学式と桜は付き物で捨てがたく、小中学と高校の入学式は春入学の
ままとしておいてほしい。
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編集後記
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東日本大震災からもうすぐ一年が経とうとしていますが、メディアでは繰り返し報道が続いて
おり、昨日のように思い出されます。また、今年の冬は例年になく寒い日が続き、被災地や
豪雪被害にあった東北地方の方々には特に厳しい冬になったのではないかと思います。しか
し季節はまた春を迎えようとしています。
熊本も九州新幹線の全線開通から丸一年が経とうとしています。最近では、ゆるキャラグラン
プリを獲ったくまモンが大阪環状線をジャックするなど、観光キャンペーンがどんどん展開され
おり、これら様々な計画がこれからの熊本活性化に繋がって行くことと思います。
被災地には、これからもいろんな手が差し延べられ本当の春が訪れることを願っています。
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次回の第55号は4月2日(月)配信予定です。
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いします。
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