労働者健康安全機構 熊本産業保健総合支援センター

相談員・促進員のひとり言【第130号】  中嶋 朋子 相談員

  

 私の趣味は、走ることです。年に数回マラソン大会に出ていますが、夏場は暑いため3年程前から山を走る「トレイルラン」を始めました。

 

 「トレイルラン」とは、通常山登りのコースを走ることです。もちろん急な斜面は歩き、走れるところをジョギングペースで進みます。

 通常のジョギングと違うところは、「装備」が必要なこと。万が一の為の必携品をリュックに入れ自分で担いで走ります。「スマホ」と「水」「補食(カロリーメイトゼリーや塩飴など)」はもちろん、足が攣った場合の「薬」や「絆創膏」なども持参します。山の天気は変わりやすいのでレインウェアや風を防ぐウィンドブレーカーも必須です。シューズも底が硬いトレランシューズを履きます。

 何故そこまでして山を走るのか・・・。コンビニがある街中を走っておけばいいじゃないか…と自分も初めは思っていました。でも誘われて登った山の木陰は気持ちよく、新緑の緑や四季折々の花々を見て感動。さらに苦しくきつい思いをして登った山頂からの眺めは最高。達成感もあり、自宅に帰れば、次はどこの山に行こうかと思う自分がいました。

 

 ふと、「トレラン」と「メンタルヘルス」も共通してるなと。「長時間労働」や「出張」などいつもと違う業務があるときは、バタバタと落ち着かない生活で時間も気持ちも余裕のない生活を送ってしまいがちになります。

ある程度仕事が落ち着いてくると気持ちにも余裕が出て、リフレッシュしようと思いますが、忙しい渦中にいると中々切り替えが難しく感じます。

忙しい時期を迎える前に、生活を正し、体も心も十分リフレッシュして、仕事の山を乗り越えられるよう備えたいと思います。

 

 

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