労働者健康安全機構 熊本産業保健総合支援センター

 相談員・促進員のひとり言【第132号】  吉良 宗子 相談員

  

 

 この夏、記録的な熱波が日本を含む北半球で猛威を振るっている。連日のようにニュースでは熱中症による死者が取り上げられる。世界的にも暑さや山火事で多数の死者が出る異常事態だ。猛暑・豪雨・地震など人の力では防ぎきれない大自然の猛威に恐怖を感じる昨今である。

 

そんな中、私事でいえば、来月ひとり娘が結婚することになり、数か月前から式や披露宴の準備にかかっている。花嫁になる娘の生い立ちムービーのため2年前の熊本地震で被災した実家の物置から生まれたての写真、成長を記録したアルバムを引っ張り出した。

29年前に産声をあげて今日まで山のような写真とともにたくさんの思い出がよみがえってきた。

思えば、親になった日から小さな心配や悩むことも多かった。周りの人に相談したり、見守ったり、助言をもらったこともあった。また、日に日に成長していく姿に勇気づけられることも多々あった。

娘の成長とともに親になった私の記録でもある。アルバムの中には、たくさんのイベント、たくさんの人とのふれあい。その中で成長させてもらったのだとしみじみと思った。

親としても、人としても未熟な私は、子育てを通して多くのことを学ぶことができた。

時として子どもの元気な笑顔に助けられたり、周りの家族・親族、友人、同僚に支えてもらったり、感謝の気持ちでいっぱいになる。

18歳から遠方の大学に行くために離れて生活をし始めたころ、誕生日におめでとうのメールを送ったところ、「私を生んでくれてありがとう。お母さんの子どもに生まれてよかった。」という返信が来たときは、本当にうれしかった。これまで十分なこともしてあげられなかったのに・・報われた感じがした。

これから、親元を離れ生涯の伴侶となる人とふたりで生きていくのかと思うと「肩の荷が下りた。」とは、こういう感覚をいうのかと思った。

この先の人生も、また新たな人との出会いがあり、人と関わり合いながら成長していく。その出会いを大切に生きてほしい。

 

人は一生のうち、どれだけの人とかかわるのだろうか。支えあい、良い人間関係を築きながら成長していけたらふと振り返ったとき幸せな人生だったと感じられるのだろうか。

私自身も一期一会を大切にこれから先の余生を過ごしていきたいと思う。

そして、「人生は、一生勉強である。」と思っている。

「学べば学ぶほど、自分が何も知らなかった事に気づく。気づけば気づくほど、また学びたくなる。」(アルベルト・アインシュタイン)のように私も一生学び続けたいと思う。

 

 

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