2021年11月アーカイブ

~2020年は新規にがんと診断された件数が減少~

 国立研究開発法人国立がん研究センターより「院内がん登録2020年全国集計」が公表されました。
 
○報告書のポイント
 「院内がん登録全国集計」はがん診療連携拠点病院を含むがん診療病院863施設(新規のがんの約72.5%をカバー)の1,040,379例のデータを集計しています。
 10年以上継続して全登録数(新規にがんの診断や治療を受けた例)が増えてきた中で初めて、2020年1月1日~12月31日の1年間の全登録数が、前年の登録数と比べて60,409件の減少(863施設のうち594施設で減少、平均4.6%減少)となりました。
 
 
○全登録数の減少に関する厚生労働省の考え方
 全登録数の減少は、がんの患者数そのものが減少したことに起因するものではなく、以下の理由により、新型コロナウイルス感染症に伴う影響により早期がんを中心にがん発見数が減少したものである可能性が高いと考えています。
 
・診断月別にみると、全登録数の減少は緊急事態宣言が発出されていた2020年5月に前年比で22.0%減少とピークになっており、その後は回復傾向が見られたこと。
・同時期のがん検診の受診者数をみると、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う最初の緊急事態宣言が発出された2020年4月~5月に大幅に減少し、その後回復傾向が見られたものの、年間の総受診者数は前年を1~2割下回っていること。(出典:令和3年8月5日 第33回がん検診のあり方に関する検討会資料4)
・がん・病期別でみると、症状が少なく検診などでの発見率が高い比較的早期のがんにおける登録数の減少率が、自覚症状があって発見される割合が高い進行がんの登録数の減少率よりも大きい傾向があること。
 
 
○今回の報告書の結果を受けた厚生労働省の対応
 がんの早期発見・早期治療のためには、がん検診の受診や医療機関への受診が遅れないようにする事が重要です。
 新型コロナウイルス感染症の感染状況による受診行動への影響をできるだけ少なくするため、がん検診などの必要な受診は不要不急の外出にあたらないことを改めて明確化するなど、引き続き、さらなる受診勧奨に努められます。

 

がんの早期発見のために受診勧奨を進めます~2020年は新規にがんと診断された件数が減少~|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
 

厚生労働省は、令和3年10月11日「事務所衛生基準規則及び労働安全衛生規則の一部を改正する省令案要綱」の答申を踏まえて、令和3年12月上旬(照度基準については、令和4年12月1日)の施行に向け、速やかに省令の改正作業を進めます。

 

【省令改正案のポイント】

・改正の趣旨

事務所における清潔保持や休養のための措置、事務所の作業環境、事務所衛生基準規則(昭和47年労働省令第43号)等で規定されている衛生基準については、制定されてから50年近く経過していることから、その間の社会状況の変化を踏まえて現在の実状や関係規定を確認し、関係有識者による検討を行い、取りまとめた報告書等をもとに、関係省令の改正を行うものです。

・改正のポイント

・事務室の作業面の照度基準について、作業の区分を「一般的な事務作業」及び「付随的な事務作業」とし、それぞれ300ルクス(現行は150ルクス)以上及び150ルクス(現行は70ルクス)以上とすること。

・作業場における便所の設置基準について、以下のとおり見直すこと。

(1)男性用と女性用に区別して設置した上で、独立個室型の便所を設置する場合は、男性用大便所の便房、男性用小便所及び女性用便所の便房をそれぞれ一定程度設置したものとして取り扱うことができるものにすること。

(2)作業場に設置する便所は男性用と女性用に区別して設置するという原則は維持した上で、同時に就業する労働者が常時10人以内である場合は、便所を男性用と女性用に区別することの例外として、独立個室型の便所を設けることで足りることとすること。

・事業者に備えることを求めている救急用具について、必要な見直しを行うこと。

 

 

 

 ~10月10日の「転倒予防の日」を契機に職場環境の見直しを~

 

 最近の労働災害の状況は、職場での転倒災害が最も多い事故の型で、近年、増加傾向にあり、今年も前年同期比で約2割増(令和3年9月速報値)と大きく増加しています。転倒災害の約6割が休業1か月以上で、特に50歳以上の女性で多く発生しており、転倒災害を予防することは、女性や高齢者活躍できる社会の実現や生産性向上などの観点からも、大変重要な課題です。

 

 (別添)資料1 転倒災害発生状況.pdf

 (別添)資料2 リーフレット「事業主の皆様へ 安全・安心な職場づくりに取り組みましょう」.pdf

 (別添)資料3 リーフレット「転倒予防のための適切な靴を選びましょう!」.pdf

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