2023年6月アーカイブ
~「建築物の解体・改修等における石綿ばく露防止対策等検討会」の報告書~
報告書のポイント
【石綿等の切断等作業等に係る措置の見直し(石綿則第13条関係)】
・文献調査および実証試験結果を踏まえると、除じん性能を有する電動工具の使用は、石綿等の湿潤化と同等以上の粉じん発散低減効果を有するものであると認められる。
・石綿等の切断等の作業等(石綿障害予防規則第6条の2第3項に規定する作業および第6条の3に規定する作業を除く)における粉じん発散防止措置については、「湿潤化」に限定せず、「湿潤化、除じん性能を有する電動工具の使用その他の石綿等の粉じんの発散を防止する措置」のいずれかの措置を行うことを義務付けるよう見直すべきである。
【石綿等の切断等作業等に係る措置の見直し(石綿則第6条の2第3項、第6条の3関係)】
・文献調査および実証試験から、除じん性能を有する電動工具には、十分な石綿等の粉じん発散低減効果があることが認められる。
・石綿等の切断等の作業においては、有効な呼吸用保護具の使用も義務付けられていることを踏まえると、電動工具を使用する作業においては、除じん性能を有する電動工具を使用することにより、労働者の石綿のばく露を低減しつつ、感電の危険性や剥離剤による有害性を避けることができ、作業場の安全衛生状況が全体として向上することが期待できる。
・作業内容に応じた、最適な粉じん発散防止措置を作業場で適切に講ずることができるよう、「常時湿潤化」に限定せず、「常時湿潤化、除じん性能を有する電動工具の使用その他の石綿等の粉じんの発散を防止する措置」のいずれかの措置を行うことを義務付けるよう見直すべきである。
<見直しにあたっての留意事項>
・今回の見直しは、電動工具による石綿等の切断等を推奨するものではない。石綿等は切断等以外の方法(ボルトや釘等を撤去し、手作業で取り外すこと)で行う必要があり、これを実施することが技術上困難な場合に限り、電動工具等で石綿等の切断等を行うことが認められているという従来の考え方を変えるべきではない。
呼吸器系の疾患を取り扱う医師等を対象に、石綿関連疾患に関する胸部画像についての読影診断技術の向上を図るため、当該疾患の基礎的及び専門的な研修を開催します。
1.開催日時 令和5年8月26日(土)(13時30分~17時30分) 13:00から受付開始
2.開催場所 熊本県医師会(熊本市中央区花畑町1番13号) 6階大会議室
3.参加対象者 医師、産業医、放射線技師等の医療関係者
4.研修内容 基礎講義研修:石綿関連疾患の診断と臨床について他 (13:30開始)
読影実習研修:石綿関連疾患における胸部画像の読影実習 (15:30開始)
5.講 師 森永 謙二(独立行政法人環境再生保全機構 石綿健康被害救済部顧問医師 )
加藤 勝也(川崎医科大学 総合放射線医学 教授)
6.申込開始日 令和5年7月26日(水)←申込開始前の予約は行っておりません。
7.申込締切日 令和5年8月18日(金)←定員に達し次第締め切らせて頂きます。
8.定員 30名
9.参 加 料 無 料
10.問合せ先 熊本産業保健総合支援センター(熊本市中央区花畑町9番24号 住友生命熊本ビル)
( 096-353-5480 )←電話でのお申込みは受付しておりません。
・本研修会は、日本医師会認定産業医制度における産業医研修会として申請しており、受講された方は、
「基礎講義研修」は生涯研修【専門2単位】
「読影実習研修」は生涯研修【実地2単位】
の単位を取得できます。
お申し込みは以下のリンクからお願いいたします。
公益社団法人日本歯科医師会では、歯科口腔保健スクリーニングアプリ「健口チェック」を作成されました。
「10・20代」、「30~50代」、「60代以上」の中から年代を選択し、5~6問の簡単な質問に答えるだけで、お口の健康度(10段階評価)が判定され、健康度に応じたアドバイスが得られます。回答に要する時間はわずか1分程度で、全国の歯医者さん検索ページや、歯科衛生等の情報サイトへのリンクも備えています。
さらに、アプリをモデファイしたWEB版も作成されておりますので、ご活用ください。
アプリ「健口(けんこう)チェック」を公開 【日本歯科医師会HP】
アプリについては、以下のサイトから無料でダウンロードできます。
熊本障害者職業センターでは、うつ病などで休職している方のスムーズな復職に向けて、リワーク支援を行っています。
「職場からリワークを勧められたけど何をするか分からない」
「休職している社員にどのように勧めたらよいか分からない」という方に、リワーク支援の利用方法や支援の流れ、プログラムの内容等をご紹介します。
日程:
第5回 令和5年8月9日(水)
第6回 令和5年9月13日(水)
第7回 令和5年10月11日(水)
第8回 令和5年11月8日(水)
第9回 令和5年12月6日(水)
第10回 令和6年1月17日(水)
第11回 令和6年2月14日(水)
第12回 令和6年3月13日(水)
いずれも同じ内容です。ご希望の日程をお選びください。
時間 15:30~16:30
定員 各回5名程度(オンラインは10名まで)※先着順
詳細・申込方法は以下のR5リワーク支援説明会リーフレットをご覧ください。
7月の熊本県難病相談・支援センター事業案内です。
・おしゃべりホッとルーム
7月13日(木) 13:30~15:00
・脊髄小脳変性症医療講演会
7月29日(土) 13:30~15:30
~令和5年梅雨前線による大雨及び台風2号による災害により被災された方からの相談の受付を始めました~
労働者健康安全機構では、自然災害又は大規模な事故等により被災された方々(事業者、労働者及びその家族等)に対するメンタルヘルス及び健康に関する相談に応じるため、相談ダイヤルを設置しています。
今般、令和5年6月2日からの大雨及び台風2号により被災された方々(事業者、労働者及びその家族等)に対するメンタルヘルス及び健康に関する相談に応じるため、標記の相談ダイヤルを設置します。
この相談ダイヤルでは、被災された住民の方のメンタルヘルスに関する相談及び健康不安に関する相談のほか、相談者の意向を踏まえ、最寄りの労働基準監督署等の関係機関の紹介などの対応を行います。
また、同様のご相談は、全国の産業保健総合支援センターでも引き続き受け付けてい ます。
※相談ダイヤルの対象となる災害
令和5年石川県能登地方を震源とする地震
令和5年6月2日からの大雨及び台風2号
「自然災害又は大規模な事故等による災害被災者のための心と健康の相談ダイヤル」
・フリーダイヤル 0120-200-826
全国どこからでも、携帯電話やPHSからも無料で利用可能
・受付日時 平日(10 時 00 分~17 時 00 分/土日祝日を除く)
・対象者 対象となる災害に被災された方(事業者、労働者及びその家族等)
相談例:・人間関係の悩みなどでの強いストレスや不安について
・エコノミークラス症候群などの健康管理や感染対策などの健康
不安について
「令和4年 職場における熱中症の発生状況(確定値)」が取りまとめられました。
また、「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」実施要綱を改正されましたので、ご案内いたします。
(別添1)令和4年_職場における熱中症による死傷災害の発生状況(確定値).pdf
(別添2)令和5年「STOP!熱中症_クールワークキャンペーン」実施要網.pdf
令和5年度産業保健研修会について、7・8月分を掲載しました。
申し込み受付は、研修開催日の一カ月前からと基本なります。
※7月4日(火)の産業医向け研修会「 0704 化学物質管理の転換点【産医単位:専門2】」の
お申し込み開始日は、6月5日(月)13:00から開始となります。
集合研修での、研修会場(センター)が今年度より住友生命熊本ビル3階から同ビル1階に変わりますので、ご留意ください。
新しい会場はこちらをクリックしてください。 → 研修会場(センター)