2025年4月アーカイブ

~スーパーマーケット業界共通の対応方針を策定~

 
 厚生労働省では、顧客等からの著しい迷惑行為(いわゆるカスタマーハラスメント)の対策の一環として、カスタマーハラスメント対策に関心を持つ業界団体等が業界内の実態を踏まえ、業界共通の対応方針等を策定・発信するまでの取組支援をモデル事業として実施されています。
 
 この度、「業種別カスタマーハラスメント対策企業マニュアル(スーパーマーケット業編)」及び周知啓発ポスター、研修動画を作成されました。
 
 
 マニュアルには、本事業の一環で実施したスーパーマーケット業界におけるカスタマーハラスメントの実態調査や業界企業へのヒアリングを踏まえ、カスタマーハラスメントに対する業界団体等の傘下の企業の共通の方針や、企業が取り組むべき対策を具体的に記載しています。
 また、店舗等に掲示する周知用ポスターの他、マニュアルの内容及びカスタマーハラスメントに対応するための取組方法等を解説した研修動画を作成しました。
 いずれも厚生労働省が運営するハラスメント対策の総合情報サイト「あかるい職場応援団」に掲載しています(https://www.no-harassment.mhlw.go.jp/)。

 

業種別カスタマーハラスメント対策企業マニュアル (スーパーマーケット業編)等を作成しました。

 

 令和7年4月15日付け厚生労働省令第57号において、 労働安全衛生規則の一部を改正する省令が改正されました。

 
熱中症を生ずるおそれのある作業について、体制の整備、熱中症の症状の悪化を防止するために必要な措置の内容及びその実施に関する手順を定めるものです。
 
 
 
 
第175回 安全衛生分科会資料
 
【熱中症関連】
 

 

 伐木作業等の安全対策の規制が変わります!

 木材伐出後機械等も規制の対象になりました。

 

 林業における令和6年の死亡災害の発生状況を見ますと、令和7年3月の速報値で27人となっており、前年同期と比較して2人の減少となっていますが、更なる死亡災害の減少のため、労働災害防止対策の一層の推進が強く求められています。

 厚生労働省では、従前より、労働安全衛生関係法令に基づく対策の徹底、自主的な安全衛生活動の促進等により林業における安全対策を推進されてきたところですが、第14次労働災害防止計画の内容も踏まえ、令和7年度における林業の安全衛生対策の推進に係る留意事項を以下のとおり取りまとめられました。

 

 (別添)令和7年度における林業の安全衛生対策の推進に係る留意事項

 (別添)別添1 2024年の林業における死亡災害の事例

 (別添)別添2 伐木作業等の安全対策の規制が変わります!~伐木作業等を行うすべての業種が対象~

 (別添)別添3 木材伐出機械等も規制の対象になりました

 (別添)別添4 チェーンソーによる伐木等作業の安全に関するガイドラインについて

 (別添)別添5 林業の作業現場における緊急連絡体制の整備等のためのガイドラインについて

 (別添)別添6 チェーンソー取扱い作業指針について

 (別添)別添7 騒音障害防止のためのガイドラインについて

 (別添)別添8 チェーンソーを用いて行う伐木等の業務(労働安全衛生規則第36条第8号の業務)従事者安全衛生教育について

 (別添)別添9 「自分・人を守るための約束 安全に林業を」

 

 

 昨年の建設業における労働災害発生状況を見ると、死亡者数(令和7年3月速報)は226人となっており、前年同期の212人と比べ6.6%程度増加となるものの、前年の次に少ない件数となる見込みです。しかしながら、全産業(724人)に占める建設業の割合は31.2%と、依然として業種別で最も高い割合となっています。

 厚生労働省では、従前より、労働安全衛生法令に基づく措置の徹底、「建設工事従事者の安全及び健康の確保の推進に関する法律」(建設職人基本法)に基づく「建設工事従事者の安全及び健康の確保に関する基本的な計画」に定める各種施策を実施することにより、建設業における安全衛生活動の促進等を図ってきたところですが、労働災害の着実な減少に向け、更なる労働災害防止対策の推進が求められています。

 このため、今般、別添のとおり「令和7年度における建設業の安全衛生対策の推進に係る留意事項」を厚生労働省で定められました。

 

 (別添)令和7年度における建設業の安全衛生対策の推進に係る留意事項

 

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