令和7年「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」の実施について
行政の動向
2025-03-12
~暑さ指数(WBGT)の把握、熱中症を重篤化させないための措置、有訴者への特段の配慮~
厚生労働省では、職場の熱中症対策について、平成29年から「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」において、労働災害防止団体等と連携して熱中症予防対策に取り組まれているところですが、昨年1年間の職場における熱中症の発生状況(1月7日現在の速報値)を見ますと、全国での死亡を含む休業4日以上の死傷者数は1,195人、うち死亡者数は30人となっています。業種別にみますと、死傷者数のうち建設業216件、製造業227件となっており、全体の約4割が建設業と製造業で発生しています。また、死亡者数は、建設業が最も多く、製造業及び運送業が同数で続き、多くの事例で暑さ指数(WBGT)を把握せず、熱中症の発症時・緊急時の措置の確認・周知の実施を確認できませんでした。また、糖尿病・高血圧症など熱中症の発症に影響を及ぼすおそれのある疾病や所見を有している事例も見られ、医師等の意見を踏まえた配慮がなされていなかった事例もありました。
本年も熱中症予防対策の徹底を図るため、別添の令和7年「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」実施要綱のとおり実施されます。
令和7年「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」を実施します【厚生労働省】
令和7年「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」実施要綱