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~スーパーマーケット業界共通の対応方針を策定~
令和7年4月15日付け厚生労働省令第57号において、 労働安全衛生規則の一部を改正する省令が改正されました。
伐木作業等の安全対策の規制が変わります!
木材伐出後機械等も規制の対象になりました。
林業における令和6年の死亡災害の発生状況を見ますと、令和7年3月の速報値で27人となっており、前年同期と比較して2人の減少となっていますが、更なる死亡災害の減少のため、労働災害防止対策の一層の推進が強く求められています。
厚生労働省では、従前より、労働安全衛生関係法令に基づく対策の徹底、自主的な安全衛生活動の促進等により林業における安全対策を推進されてきたところですが、第14次労働災害防止計画の内容も踏まえ、令和7年度における林業の安全衛生対策の推進に係る留意事項を以下のとおり取りまとめられました。
(別添)令和7年度における林業の安全衛生対策の推進に係る留意事項
(別添)別添2 伐木作業等の安全対策の規制が変わります!~伐木作業等を行うすべての業種が対象~
(別添)別添4 チェーンソーによる伐木等作業の安全に関するガイドラインについて
(別添)別添5 林業の作業現場における緊急連絡体制の整備等のためのガイドラインについて
(別添)別添8 チェーンソーを用いて行う伐木等の業務(労働安全衛生規則第36条第8号の業務)従事者安全衛生教育について
昨年の建設業における労働災害発生状況を見ると、死亡者数(令和7年3月速報)は226人となっており、前年同期の212人と比べ6.6%程度増加となるものの、前年の次に少ない件数となる見込みです。しかしながら、全産業(724人)に占める建設業の割合は31.2%と、依然として業種別で最も高い割合となっています。
厚生労働省では、従前より、労働安全衛生法令に基づく措置の徹底、「建設工事従事者の安全及び健康の確保の推進に関する法律」(建設職人基本法)に基づく「建設工事従事者の安全及び健康の確保に関する基本的な計画」に定める各種施策を実施することにより、建設業における安全衛生活動の促進等を図ってきたところですが、労働災害の着実な減少に向け、更なる労働災害防止対策の推進が求められています。
このため、今般、別添のとおり「令和7年度における建設業の安全衛生対策の推進に係る留意事項」を厚生労働省で定められました。
(別添)令和7年度における建設業の安全衛生対策の推進に係る留意事項
労働者数50人未満の事業場へのストレスチェック実施義務、化学物質の危険性・有害性情報の通知義務違反に対する罰則、高年齢労働者の労働災害防止措置実施の努力義務化等の改正案が3月14日付けで閣議決定されました。
【厚生労働省】
労働安全衛生法及び作業環境測定法の一部を改正する法律案の概要
【首相官邸ホームページ】
~暑さ指数(WBGT)の把握、熱中症を重篤化させないための措置、有訴者への特段の配慮~
厚生労働省では、職場の熱中症対策について、平成29年から「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」において、労働災害防止団体等と連携して熱中症予防対策に取り組まれているところですが、昨年1年間の職場における熱中症の発生状況(1月7日現在の速報値)を見ますと、全国での死亡を含む休業4日以上の死傷者数は1,195人、うち死亡者数は30人となっています。業種別にみますと、死傷者数のうち建設業216件、製造業227件となっており、全体の約4割が建設業と製造業で発生しています。また、死亡者数は、建設業が最も多く、製造業及び運送業が同数で続き、多くの事例で暑さ指数(WBGT)を把握せず、熱中症の発症時・緊急時の措置の確認・周知の実施を確認できませんでした。また、糖尿病・高血圧症など熱中症の発症に影響を及ぼすおそれのある疾病や所見を有している事例も見られ、医師等の意見を踏まえた配慮がなされていなかった事例もありました。
本年も熱中症予防対策の徹底を図るため、別添の令和7年「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」実施要綱のとおり実施されます。
令和7年「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」を実施します【厚生労働省】
令和7年「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」実施要綱